令和8年定例会(7月特別市会)
最終更新日:令和8年7月21日
採択請願
北陸新幹線延伸計画の再検証等[受理番号399]
(令和8年7月21日採択)
京都仏教会は、京都府内の約1,100の寺院が加盟する組織として、長年にわたり京都の宗教・歴史・文化的環境、そして人々の精神的土壌を守り、維持してゆくための活動を続けてきた。京都が1,200年もの間、都として日本の宗教・文化の中心地として栄え続けてきた背景には、山紫水明の自然、とりわけ、京都盆地に蓄えられた膨大な地下水の恵みがある。この地下水は、寺社仏閣の庭園を潤し、茶道・染物・酒造りといった伝統文化・産業を根底から支えてきた生きた文化財であり、京都の命そのものであると言っても過言ではない。
自然と歴史に対する畏敬の念を欠き、予測される重大な生活環境・自然環境への影響や財政リスクを大きな影響はないという言葉や、判断材料が不十分な状況で覆い隠したまま、北陸新幹線延伸(小浜・京都ルー ト)事業を推進することは、千年の都の歴史と未来に対し大きな禍根を残すものと言わざるを得ない。
ついては、京都市において、京都市の地下を大深度トンネルで縦断・横断する計画に関して、国や事業者の計画を追認するのではなく、市民の生命・財産と京都の文化・環境を守る立場から、以下のことを実現することを願う。
1 北陸新幹線延伸京都市内ルートについて、地下水の水量、水質、湧き水等への影響調査の結果が実施主体において示された後、速やかに京都市が主体となり独自に検証・調査を実施すること。
2 京都市が将来に負うことになる財政負担について、実施主体において示された後、京都市がその精査・検証を実施すること。
3 上記1及び2の項目について、議会・市民に対し公表のうえ、説明責任を果たすこと。
4 上記1から3の項目が果たされるまでは、京都市として本事業の推進を認めず、国及び事業者に対しその意思を申入れすること。


