京都市会だより 令和2年

最終更新日:令和2年5月15日

京都市会だより第108号(HTML版)

2月市会後半の報告

 ●令和2年度 当初予算等を可決

 京都市のお金の使い方をしっかり議論
3月25日の本会議で、令和2年度当初予算や、新型コロナウイルス感染症対策に関連する令和元年度補正予算、議員提出議案等を可決しました。本市の厳しい財政状況を踏まえ、令和2年度も引き続き議員報酬を10%削減することとしました。

<令和2年度当初予算>  
 合計 1兆6,845億円
 一般会計 7,840億円
 特別会計(国民健康保険等) 6,281億円
 公営企業会計(上下水道,市バス・地下鉄) 2,725億円

○議論の一部を御紹介

新型コロナウイルス感染症対策
●速やかな検査体制の確保とともに衛生環境研究所の検査体制を拡充すべき。
●危機管理上の観点からマスクや消毒液の備蓄を検討すべき。
●今後も起こり得る感染症の流行や災害の発生等に備えて情報弱者への情報提供の在り方を検討すべき。

令和2年度予算全般
財政危機と言われる中、都市経営の観点でコーディネート機能を強化して、財源創出に向けて一層取り組むべき。

子ども若者育成支援
ひきこもり相談窓口の一元化以前からの相談者が引き続き安心して相談できるよう、準備期間を設けるなど、丁寧に引継ぎを行うべき。

まちづくり
子育て世代や若者が住み続けられる土地利用の促進に向け、具体的な目標値を設定して取り組むべき。

観光振興
市民と観光客の共生を第一として利便性向上や混雑緩和対策を進めるとともに、内外に情報を発信し、感染症終息後に観光客が京都に戻るよう取り組むべき。

その他
市長を先頭としたトップセールスで、個人版・企業版ふるさと納税の確保に向けて取り組むべき。

<ここにも注目>
更なる感染症対策を迅速に議決

①中小企業等を支援
 新型コロナウイルス感染症の発生により大きな影響を受けている中小企業への支援や観光事業者に対する緊急助成制度の創設など、令和元年度の補正予算を可決しました。

②意見書 市会から国へ
 新型コロナウイルス感染症の拡大防止、事態の収束に向け、地方公共団体を支える十分な財政措置を含めた前例にとらわれない対策などを講じるよう、市民を代表し、国に意見書を提出しました。

<市会からの意見>
 令和2年度当初予算に対して付帯決議を付しました。

付帯決議とは
可決した議案に付ける、市会から市長への意見や要望のことです。

①速やかな実行を
 大型汎用コンピュータオープン化事業(※)に関して、市民の十分な理解が得られるよう警告で指摘した内容を、速やかに実行することを強く求める。
※国民健康保険や市税などの様々な業務を行っているシステムを、一般に広く利用されている最新技術によって刷新する事業。計画の遅延等を受け、これまでも市会から警告などを行っている。

②経費削減を
 美術館の再整備後の税負担が増大することが分かったことを踏まえ、美術館をはじめ、各事業の執行時における更なる経費削減の努力を求める。
 
 議案や審議結果、意見書等の全文などは、市会ホームページへ!

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緊急! 新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言を踏まえた緊急申入れを行いました。(4月8日)

 緊急事態宣言を踏まえ、山本議長から市長に対し、医療体制確保や、市内企業への支援策など、市民の不安を払拭し、いのちと生活を守ることに全力を挙げるよう、1月31日以来2度目となる緊急申入れを行いました。
 4月開会市会においても、「感染拡大防止対策」と「市民生活・中小企業等の下支え・支援」を行う補正予算等について、速やかに対応しました。

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2月市会審議結果    

 2月市会で審議した市長提出議案84件,議員提出議案9件の審議結果は,こちらから御覧ください。

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令和元年度京都市会5大ニュース~ダイジェストを御紹介~

  市会議員の投票により,令和元年度の京都市会5大ニュースを決定しました。
  投票の結果や,それぞれのニュースの詳細はこちらから御覧ください。

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常任委員会のしごと 令和元年11月~令和2年3月の動き

  ●常任委員会とは?
 1 議員が分野別のグループに分かれて,市の仕事について,専門的に議論を行うために設置している。
 2 5つの常任委員会で,1年を通じて毎月2回程度,会議や調査を行っている。
 
~暮らしに身近なことを議論しています!~

 ●主な活動内容
  審査
  本会議で委ねられた議案や,市民の皆様からの要望である請願・陳情を審査。

  報告聴取
  市の仕事について報告を聴取し,質疑や議論を行う。

  一般質問
  担当分野全般にわたり,現状や将来に向けての方針の確認,政策提案等を行う。

  他都市調査
  他都市の先進的な事例を調査する。
  
  実地視察
  主に市内の施設等の現状を把握する。

  議案提出 
  委員会での議論を基に委員会として条例案等を提出する。


総務消防委員会 (山田こうじ委員長)

○報告聴取
「ものづくり都市・京都の発展に繋がる京都拘置所及び京都運輸支局の敷地活用案(素案)」に関する市民意見募集の結果及び活用案(案)(3/17)
 駅からのアクセスが良く広大な両施設の敷地に関し、産業集積ゾーンに位置すること等も踏まえた活用案について、市民等からの意見を基に議論しました。

○実地視察
危機管理センター(12/23)
 センターの概要や対策本部機能の強化等の説明を受け、災害時オペレーションシステム等のデモンストレーションを実施した後、質疑を行いました。

文化環境委員会 (湯浅光彦委員長)

○議案提出
交通安全基本条例の一部改正(12/6)
 「あおり運転」の根絶に向けた取組の推進を明確にするため、条例の一部改正を議論しました。(この後、京都市会初となる常任委員会提案による条例改正に至りました。)

○実地視察
元離宮二条城(本丸御殿の保存修理工事現場)(11/5)
 工事を進める中で確認された、大梁の割れ等の破損部分や耐震補強の対応ができない箇所など、工事の進捗状況や課題等を確認しました。

教育福祉委員会(みちはた弘之委員長)
年間テーマ 
子どもの健全育成について

○報告聴取
①新型コロナウイルス感染症に係る対応状況等(2/5)
 専用電話相談窓口の設置や検査体制の構築、市民・観光客等への情報提供など、感染拡大防止に向けた対応状況について議論を行いました。

②「中学校給食の充実及び食育の推進に関する実態調査の結果」(3/17)
 学校現場や生徒・保護者を対象にした調査結果を踏まえて、中学校給食や食育に関する今後の取組の方向性などを議論しました。

まちづくり委員会(天方浩之委員長)
年間テーマ 
企業立地の促進に向けたまちづくりと物流環境の在り方

○報告聴取
①京都駅周辺における「文化芸術都市・京都」の新たな文化ゾーンの創出に向けた都市計画の見直し等に関する市民意見募集の結果(11/14)
 京都駅周辺でのまちづくりの取組を推進するための、用途地域の変更や容積率の緩和などの都市計画の見直し等の施策案について議論しました。

②大宮交通公園の再整備計画(12/26)
 サイクルセンターやくつろぎスペースの整備など、市内唯一の交通公園としての機能や豊かな緑をいかした再整備計画について議論しました。

産業交通水道委員会 (田中たかのり委員長)
年間テーマ 
観光客増に伴う混雑対策について

○報告聴取
①「市民生活との調和を最重要視した持続可能な観光都市」の実現に向けた基本指針と具体的方策(中間取りまとめ)(12/9)
 外国人観光客の急増等に伴う一部観光地や市バスの混雑等への対応を踏まえ、市民の安心・安全や地域文化の継承を最重要視した指針と方策を議論しました。

②新型コロナウイルス感染症に対する中小企業への緊急支援策(3/18)
 観光関連産業など、厳しい経営状況に置かれている市内の中小企業・小規模事業者に対する、総額1億円規模の本市独自の緊急支援策について議論しました。

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市会の新しい構成が決まりました。

 3月25日の本会議で市会運営委員会と5つの常任委員会の構成を決め、各委員会の正副委員長を選任しました。

市会運営委員会 
 本会議の運営方法の協議や市会内部の連絡交渉などのために置かれており、所属議員5人以上の会派から委員を選出し、組織されています。市会運営委員会では、議長の諮問に応じるほか、議案や請願・陳情などの取扱いといった本会議の議事運営や会議規則、委員会条例など、市会に関する重要事項を協議します。

 構成は,議員名簿(委員会・役員別)のページ【市会運営委員会】を御覧ください。

常任委員会
 1年を通じて、部門別に編成された5つの委員会が活動しており、議員は常任委員会に必ず所属することになっています。執行機関の業務について、5つの委員会がそれぞれ担当する局ごとに、本会議から付託された議案の審議や請願の審査のほか、執行機関の業務全般について調査を行います。
 構成は,議員名簿(委員会・役員別)のページ 【常任委員会】を御覧ください。

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市会からのお知らせ

○5月市会の開催予定
 5月19日(火)~6月2日(火)
詳しい日程は市会ホームページから御覧いただけます。
(※日程は変更になる場合があります。)

○本会議 代表質問
5月22日(金) 市民の声を届ける!
 議員が各会派を代表して、市政の各般にわたって、市長に質問・提案を行います。
KBS京都テレビでも生中継

代表質問とは
(またきち)
各会派を代表した議員が、「こうだ!」と考える政策を提案したり、市政に関する質問を市長に対し行ったりすることで、市民に明らかにしてほしいことを引き出し、京都市が抱える重要課題や京都市の将来の方向性を示す、とても重要な役割があるんだ。

(マタリーヌ)
質問は、議員が所属する会派の中で、入念な調査を行い、徹底して話し合って、市民の思いをしっかりと込めて作り上げているのよ。

本会議等の傍聴
本会議、予算・決算特別委員会総括質疑を傍聴することができます。本会議では事前申込みによる手話通訳も実施しています。

テレビ中継
本会議の代表質疑・質問の模様をKBS京都でテレビ中継しています。

委員会のモニター放映
委員会の模様を市役所北庁舎6階のモニター室で放映しています。

インターネット議会中継
本会議や委員会の生中継と録画をインターネット配信しています。

※新型コロナウイルス感染症対策のため、傍聴・モニター視聴の御案内については、変更の可能性があります。最新の情報は、市会ホームページを御確認ください。

市会だよりに関する御連絡・お問い合わせは、
市会事務局調査課 TEL:222-3697 FAX:222-3713

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