京都市会だより  平成31年/令和元年

最終更新日:令和元年12月13日

京都市会だより第105号(HTML版)

令和元年(2019年)12月15日発行

  • 発行/京都市会
  • 編集/京都市会事務局
  • 〒604-8571 京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488番地
  • TEL.075(222)3697  FAX.075(222)3713

【目次】

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9月市会の報告 後半

 〜京都市のお金の使い方をしっかりチェックし、次にいかしていきます〜
 市長から報告された平成30年度決算について、決算特別委員会を設置し、事業を所管する局ごとの質疑(局別質疑)や、市長・副市長等との総括質疑における徹底的な議論を経て認定しました。

<平成30年度決算>
 一般会計 7719億円
 特別会計 6588億円
 公営企業会計 2473億円
 合計 1兆6780億円

市民を代表した
 議論の一部を御紹介

○ 市政の総合的な推進
  企業経営にも必要とされているSDGsの理念を中小企業にも浸透させるための支援をすべき。

○ 災害対策
  あらゆる災害を想定し、災害対策に関する予算を十分確保すべき。

○ 市民生活の向上
  地域コミュニティの在り方を時代に合ったものに見直すべき。

○ 学校教育
  不登校児童生徒の保護者に対し、学校が専門的なアドバイスを行うべき。

○ 交通政策
  バス事業者との連携・支援をとおして、交通不便地域の課題解消に向けた取組を進めるべき。

ここに注目 決算全般

(議員)67億円の公債償還基金を取り崩すなど、財政は厳しい状況であるが、この間の成果については
     一定評価する。市長のこの4年間の総括はどうか。

(市長)京都の今と未来に必要な取組を着実に進めてきた。30年度決算でも、市税は前年度から116億円
     増加したほか、全国トップ水準の福祉等の維持充実、災害からの復旧・被災者支援等にも対応して
     きた。

(議員)市民の暮らしに直結する予算が削減されてきた結果、市民生活はどうなっていると認識しているか。

(市長)この11年間で社会福祉関連経費を817億円増加させたことで、市民の命と暮らしを守る取組は大き
     く前進している。


9月市会(決算市会) しっかり検証
予算が適正に使われたか、市民の暮らしが良くなっているかを審査し、市会が認定(不認定)します。

市のお金は計画を立てたらゴールではありません。
決算について審査した結果を、今後の予算編成にいかします!


2月市会(予算市会) しっかり反映
より良い京都市にするため、市会で予算案を審査し予算を決めます。


○そのほかの議案や審議結果等は、こちらへ!
 今号では、9月市会の後半(決算等)の主な結果等についてお伝えしています。補正予算の審議や代表質問などが行われた9月市会前半の内容については、前号(第104号)に詳しく掲載していますので、こちらから御覧ください。

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決算審議に注目!

 9月市会は、「決算市会」とも呼ばれ、市民の皆様からお預かりした大切な税金がどう使われたのか、暮らしは良くなったのかなどについて議論・検証等を行っています。ここでは、その審議の流れに注目し、振り返ります。

\議論スタート/
 9月27日 本会議
 決算議案について、決算特別委員会に付託(※)することを決めました。
 ※付託とは…本会議に提出された議案を、より詳しく丁寧に議論するため、委員会に審査を委ねること。

 10月2日~10日 決算特別委員会(書類調査・局別質疑)
 隅々までチェックするために、3つの分科会に分かれて、市の仕事を担当する局ごとに連日詳細な質疑を行いました。


決算審議の山場 白熱の議論
 10月17日・18日 決算特別委員会(総括質疑)
 分科会での議論を踏まえたうえで、更に議論を深めるため、市長等に対して、一問一答で質疑を行いました。
動画をチェック
(またきち)実際の議論の様子はこちらから見ることができるよ。

(マタリーヌ)私たちの暮らしに身近な防災や福祉など、様々な議論をしているから、是非見てほしいわ!


決算を認定
 10月30日 本会議(決算特別委員会委員長報告・表決)
 決算特別委員会での議論の結果について、椋田決算特別委員長が報告を行い、各会派の代表議員が議案に対する賛成・反対の立場で討論(意見表明)を行ったうえで、表決を採り、決算を認定しました。

※9月市会では、様々な議論(代表質問など)を行っていますが、そのうち、今回は決算審議について特集しています。

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親子ふれあい議場見学会を開催(11月10日)

 市会を身近に感じていただき、市会や市政に興味・関心を持っていただくため、親子ふれあい議場見学会を開催しました。
 当日は、小学校4年生から6年生までの児童とその保護者、33組75名の皆様が参加され、市会議場内を見学されたほか、議員の席に座り、市会の仕組みや役割などについての説明をお聞きいただきました。
 また、賛成・反対の意見を聞き、多数決を行う模擬本会議に参加したり、演壇での発言に挑戦していただきました。


\感想をひと言!/
・ 檜森結音(ゆいね)さん(6年生)/皇希(こうき)さん(4年生)
  議員さんがどんなお仕事をしているかもっと知りたいと思いました。

・ 川瀬愛由(あゆ)さん(6年生)
  議場がきれい。ここで何を話し合っているのか知りたい。

・ 奥田貫太(かんた)さん(4年生)
  学んだことを家族に話したいです。

・ 今泉考道さん(たかみち)(5年生)
  演壇のマイクで発言して緊張しました。


(マタリーヌ)御参加いただいた皆さんに市会のことを知っていただけて嬉しい。

(またきち)今後も、皆さんに身近な市会を目指していくよ。

 ※ 本庁舎が耐震改修工事のため、今年度は分庁舎の議場で開催しました。

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常任委員会のしごと 令和元年5月~10月の動き

 ~くらしに身近なことを議論しています!~

常任委員会とは?   
 1. 議員が分野別のグループに分かれて、市の仕事について、専門的に議論を行うために設置している。
 2. 5つの常任委員会で、1年を通じて100回を超えて(月2回程度。委員会全体では月10回程度。)会議 
   や調査を行っている。

主な活動内容
・審   査-本会議で委ねられた議案や、市民の皆様からの要望である請願・陳情を審査する。
・報告聴取-市の仕事について報告を聴取し、質疑や議論を行う。
・一般質問-担当分野全般にわたり、現状や将来に向けての方針の確認、政策提案等を行う。
・他都市調査-他都市の先進的な事例を調査する。
・実地視察-主に市内の施設等の現状を把握する。


総務消防委員会 (委員長:山田こうじ議員)
報告聴取
・ 京都アニメーション火災について(7/22)
 7月18日に発生した京都アニメーションの火災を受けて、被害の概要や消防隊等の活動状況を聴取のうえ、今後の対策等について議論しました。

・ 平成30年災害対応に係る総括の改善策等の取組状況について(9/9)
 災害対応体制の確保や帰宅困難者及び観光客対策、被災者支援対策など、84項目の改善策等の取組状況について議論しました。


○文化環境委員会 (委員長:湯浅光彦議員)
報告聴取
・ 京都マラソン2019大会の総括及び2020大会の概要について(6/18)
 より安心・安全かつ円滑な競技運営に向けた取組や交通総量抑制対策などの2019大会の総括のほか、2020大会の概要について議論しました。

実地視察
・ 南部クリーンセンター第二工場(併設施設含む)(8/20)
 建替え整備や試運転の状況、ごみ処理に要する大規模な施設のほか、あらゆる世代が世界最先端の環境技術を楽しく学べる魅力あふれる環境学習の拠点として整備された環境学習施設(愛称:「さすてな京都」)を視察しました。


○教育福祉委員会 
(委員長:みちはた弘之議員)
年間テーマ:子どもの健全育成について
報告聴取
・ 「子ども・若者に係る総合的な計画(仮称)」の策定に向けた市民意見の募集について(10/21)
 子ども・若者に係る取組をより一層深め、妊娠前から子ども・若者まで切れ目のない支援を一体的・総合的に進めるため、現行の3つの計画を一体化した「京都市はぐくみプラン(案)」について、議論しました。

実地視察
・ 向島秀蓮小中学校(6/19)
 小中一貫校として本年4月に開校した同校において、9年間を見通したつながりのあるカリキュラムの内容や、同校独自の取組についての説明を聞くとともに、校舎を視察しました。


○まちづくり委員会 
(委員長:天方浩之議員)
年間テーマ:企業立地の促進に向けたまちづくりと物流環境の在り方
報告聴取
・ 「持続可能な都市の構築」及び「新景観政策の更なる進化」に向けた都市計画の見直し等に関する市民意見募集等の結果について(7/25)
 地域の特性に応じた魅力的で持続可能なまちづくりを推進するため、用途地域の変更や容積率の緩和等の都市計画の見直しなどについて議論しました。

・ 空き家の更なる活用促進のための抜本的な空き家対策につい(8/22)
 今後、少子高齢化の進展などで空き家問題の更なる深刻化が予想されるため、協議会による検討を経て取りまとめた、固定資産税の住宅用地特例の解除等の抜本的な空き家対策について議論しました。


○産業交通水道委員会(委員長:田中たかのり議員)
年間テーマ:観光客増に伴う混雑対策について
報告聴取
・平成30年京都観光総合調査について(7/12)
 京都観光における観光客数や観光客の満足度、外国人観光客の動向等を把握するための調査の結果を聴取するとともに、市民生活と観光との調和などについて、今後の方向性等と併せて議論しました。

・市バス車内混雑に係る運転士への聞き取り調査及び調査結果を踏まえた秋の混雑対策について(10/23)
 混雑が顕著なエリアに関し、生活系統と観光に便利な系統の分離や京都バスの増便、おもてなしコンシェルジュの案内活動など、今秋の混雑対策について議論しました。


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9月市会審議結果

  9月市会で審議した市長提出議案83件、議員提出議案6件の審議結果は、令和元年定例会(9月市会)
【審議・議案結果】のページ
を御覧ください。

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市会だより103号にたくさんのご意見を頂きました!

 市会だより第103号(9月15日発行)に掲載した特集記事などについてのアンケート結果をまとめました。主な結果を御紹介します。(回答者178名) なお、記念品の当選者発表は、発送をもって代えさせていただきました。

Q.特集記事「市会議員をさがせ!」について内容はわかりやすかったですか。

A. ①大変わかりやすい 54 人(30%)
  ②わかりやすい 108 人(61%)
  ③わかりにくい 16 人(9%)

Q.今後、特集記事として読んでみたいテーマはありますか。(複数回答可)

A. ①市会の仕組み 67 人(38 %)
  ②市会議員の仕事 136 人(76%)
  ③その他 26 人(15%)
   〈③その他〉・市会議員の一日、立候補の動機、市会がない時の一日。
           ・小学生にも分かるレベルの内容。


Q.第103号への感想や市会だより全般への提案などをお聞かせください。

A.
○ 内容
 ・市会に関しては、普段は分かりにくいこととして捉えていたが、今号を見て、活動内容を初めて知っ
  たことで理解することができた。
 ・クイズ形式で興味を持てた。

○ デザイン
 ・若い人から高齢者までの6人のイラストがマスコットキャラクターと会話し、市会について解説してい
  るデザインの記事から、どの年齢層にも向けて作られている紙面だと伝わってくる。

○ その他
 ・すごく分かりやすかったので、これを機会に関心を持って(市会だよりを)見たり、提案を考えてい
  きたい。
 ・一度市会を見に行きたい。

 詳しいアンケート結果はこちらから御覧いただけます。

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市会からのお知らせ

本会議等の傍聴
 本会議、予算・決算特別委員会総括質疑を傍聴することができます。本会議では、事前申込みによる手話通訳も実施しています。

テレビ中継
 本会議の代表質疑・質問の模様をKBS京都でテレビ中継しています。

インターネット議会中継
 本会議や委員会の生中継と録画をインターネット配信しています。

委員会のモニター放映
委員会の模様を市役所本庁舎3階のモニター室で放映しています。


 市会だよりに関する御連絡・お問い合わせは、
 市会事務局調査課 TEL:222-3697 FAX:222-3713

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