成長のスピードやステップごとの自己表現も、それぞれの子どもによって異なります。ここではおおよその目安を学んでみましょう。
【乳児期(0〜1才)の発達について】
子どもの発達は、ゆっくりと各駅停車で進むようなもの。一足飛びに発達するものではありません。また、発達のすすみ方は子どもによって異なり、発達の幅があります。他の子と比較して一喜一憂するのではなく、長い目で子どもの発達を見守るように心掛けてください。
<乳児期の子どもの発達段階> |
1か月
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- 手足をよく動かす、もの見つめる。
- 「アー」「ウー」に似た音をくり返し発する。
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3〜4か月 |
- 首がすわる、あやすと笑う。
- 触れたものをつかむ 両手合わせができるようになる。
- 音に反応する・声の方を向く。
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6〜8か月 |
- 寝返り・お座り・身体を少し移動させることができるようになる。
- 人見知りがはじまる、ほしいものは手を伸ばしてつかむ。
- 持ったものを口の中に入れる、人の食べているものを欲しがるようになる。
- 二回食になり、歯が生え始める。
- 体重の増加は1日10〜15gで、身長の伸びは1か月2〜3cm程度。
- 「バーババーバ」のような反復性の音声をしきりに発する。
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9〜10か月 |
- つかまって立っていることができるようになる。
- お母さんやまわりの人のことばの音を積極的にまねる。
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12か月 |
- 体重は生まれた時の3倍、身長は1.5倍。
- 離乳食が3回、規則正しい生活になっている時期。
- 二本足歩行が可能になるまで、ますます運動機能が活発になる時期。
- 自我の芽生え、自立心がふくらむ頃。今まで扱いやすいと思った子どもが扱いにくいと感じられるようになりますが、それは子どもの立派な成長過程、子どもが好奇心をふくらませ、その好奇心を満たし達成感を感じることが心の成長に欠かせない。
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最初の自発的なことば(単語)が現れコミュニケーションをする。
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1才半頃 |
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