市会議員の投票により，平成26年度の京都市会10大ニュースを決定しました。
　結果は，次のとおりとなっています。

【1位】　通年議会の導入
　平成26年度から導入。それまで年4回としていた定例会の回数を1回に改め，会期をおおむね1年としたことで，ほぼ1年間，市会の権限で本会議を開催できるようになりました。
　通年議会の導入により，議会閉会中に市長が専決処分で対応していた予算や条例などが市会の議決を経るようになったほか，緊急に議決を要する案件にも迅速な対応ができるようになりました。平成26年第2回定例会では，定例的に設けている審議期間（5月市会，9月市会，11月市会，2月市会）以外にも，4月開会市会のほか，7月，12月に特別市会を開催し，柔軟な議会運営を図りました。

【2位】　京都市会基本条例の施行
　平成26年4月1日に施行（平成26年2月市会において全会一致で可決）。この条例は，京都市会や京都市会議員が議会活動を行ううえでの理念や原則・制度など，基本的なことを定めた条例です。
　条例の制定に当たっては，市民の皆様への説明会や，条例の案に対する意見募集（パブリックコメント）を行うなど，京都市会で初めてとなる取組も実施しました。
　基本条例を着実に推進することで，市民生活の向上と京都市の発展に貢献していきます。
　条例の本文はこちらから御覧ください。

【2位】　議員報酬10％カット，その後8月豪雨被害対策に活用
　京都市会では市会議員の報酬を平成23年度から10％削減しています。平成26年度に議員報酬削減によって生じた7,900万円は，9月市会において，8月豪雨による農林や道路への被害対策に活用することを決定しました。

【4位】　京都市会大規模災害対応指針の策定
　大規模な災害が発生した場合に，京都市会及び議員が迅速かつ適切な行動を取ることができるよう，「京都市会大規模災害対応指針」を策定しました。
　策定に当たっては，東日本大震災や一昨年の台風18号の豪雨被害等を踏まえ，中村議長，井上副議長，橋村前議長及び隠塚前副議長から，議会の災害対応マニュアル等の作成を検討する必要があるのではないかという意見を受け，市会改革推進委員会において，寺田委員長が示した試案をもとに議論を行い，策定しました。
　指針の詳細はこちらから御覧ください。

【5位】　「投票率向上のための取組」に係る龍谷大学とのワークショップの開催
　若者の政治参加について議論を深めるため，龍谷大学政策学部において若者の投票率向上のプロジェクトに取り組まれていることを踏まえ，1月7日に，学生の皆様20名と議員4名（市会改革推進委員）によるワークショップ「議員と話そうin京都」を開催しました。
　当日は，学生の皆様から学内で実施された選挙等に関するアンケートの結果について発表いただいた後，「若者の投票率を上げるには？」と題して，学生の皆様と議員によるワークショップを開催し，グループごとに意見を発表しました。

【6位】　議会報告会の試行実施
　10月28日に，京都市会初となる議会報告会をメルパルク京都で開催し，市政協力委員の方々をはじめ，141名の方に御来場いただきました。
　当日は，京都市会基本条例の制定や通年議会の導入など，京都市会がこれまで進めてきた市会改革の取組について報告し，各会派が市会改革への思いを述べた後，会場の皆様との意見交換を行いました。

【7位】　議員提案により全国初の「清酒の普及の促進に関する条例」を制定した京都市での日本酒条例サミットの開催
　議員提案により，全国で初めて「清酒の普及の促進に関する条例」を制定した京都市で，11月29日に「日本酒条例サミットin京都」が開催されました。京都市での条例制定をきっかけに，全国の自治体で同趣旨の条例が制定されていることが開催の背景となっています。
　当日は，同様の趣旨の条例制定自治体や京都市会をはじめとする議会などが全国から集まり，取組事例の発表や「共同宣言」の採択が行われたほか，京都と全国の約50の酒蔵の銘柄の飲み比べや京焼・清水焼の「My猪口（ちょこ）」をはじめとする伝統産業製品の販売などが実施され，多くの来場者で会場が賑わいました。

【8位】　早稲田大学マニフェスト研究所議会改革度調査ランキング全国9位
　早稲田大学マニフェスト研究所が，毎年，議会改革度について全国の地方議会に対して調査を行い，順位を決める早稲田大学マニフェスト研究所議会改革度調査ランキングで，京都市会が全国9位となりました。

【9位】　在京都フランス総領事シャルランリ・ブロソー氏による議員研修の実施（市民の傍聴が可能に）
　議員の政策立案能力や審議能力を強化し，議会の活性化を図ることを目的として，9月26日，在京都フランス総領事館の総領事であるシャルランリ・ブロソー氏を講師に迎え，「外国人から見た京都の魅力」をテーマとした議員研修を実施しました。また，平成26年度からは，市民の皆様にも傍聴していただけるようにしました。

【10位】　ラグビーワールドカップ議員連盟の発足
　7月25日，「ラグビーワールドカップ2019」公式戦の「西京極総合運動公園」への招致を推進する京都市会議員連盟が発足しました。
　同議員連盟は，京都と大変縁が深いスポーツであるラグビーの世界大会である「ラグビーワールドカップ2019」公式戦の「西京極総合運動公園」への招致を実現させることにより，市民スポーツの振興，スポーツ文化の向上を図るとともに，京都の都市格の向上，国際交流・観光の振興に寄与することを目的として発足しました。

【10位】　子ども用京都市会リーフレット「おしえて！京都市会」を作成
　京都市会に対する関心を学童期から高めていただくことを目的として，市会の役割や仕組みなどを分かりやすく解説した子ども用京都市会リーフレット「おしえて！京都市会」を作成しました。 　
　市会受付や市会図書・情報室に配架していますので，是非御覧ください。 　
　PDF版はこちらから御覧ください。