摘録

最終更新日:平成28年8月24日

平成28年3月25日

報告案件

 <議長記者会見の開催趣旨>

議長
 「がむしゃらに はたらきし汗 ぬぐうかな」
 本日は大変にお忙しい中,こうしてお集まりをいただきまして,ありがとうございます。また,大道副議長にも同席をいただきまして,記者会見をさせていただきます。2月市会の最終審議が終わった後でございますので,がむしゃらに働いた後ということで少々疲れておりますが,失礼させていただきたいと思います。

 まず初めに,私から,本日の記者会見の開催趣旨について,申し上げます。
 本日の記者会見につきましては,今年度の市会改革推進委員会における議論の中で取りまとめられた内容を踏まえ,「見える市会」「伝わる市会」を目指し,市会の情報発信力の強化充実のため,開催させていただきました。
 記者会見はこれまで,議長・副議長就任時のみを行わせていただいておりましたが,今後は,本日のような集中審議期間の最後の日や,市会から重要なお知らせがある時などに,京都市会の活動について,積極的に発信してまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。


<2月市会議案審議結果

 まず,本日終了いたしました平成27年定例会2月市会についてであります。
 2月市会につきましては,2月24日から3月25日,本日までの31日間の会期で開催いたしました。
 初めに,議案の審議結果についてであります。お手元の2月市会審議結果総括表を御覧ください。
 市長から提出されました議案は,「平成28年度一般会計予算」など計199件ございました。
 このうち26件について3月2日の本会議で議決され,残りの173件は本日の本会議で議決し,計199件全件を可決いたしました。
 その上で,2件の付帯決議を付すことといたしました。
 議員提案である市会議案といたしましては,条例2件,意見書5件,がございました。そのうち,議員報酬の削減に関する条例及び手話言語条例について全会一致で可決したほか,意見書については,4件を可決し,1件を否決いたしました。
 また,その他にも,請願6件について審査し3件を採択し,3件は不採択といたしました。併せて議員の派遣1件を可決いたしました。
 この間市会では,これらの議案等を議決するため3月1日,2日の代表質疑をはじめ,予算特別委員会や各常任委員会において延べ約160時間以上にわたり十分な議論を行い結論を出させていただきました。
 2月市会における議案審議結果の概要は以上でございます。


<議員提案による「京都市手話言語がつなぐ心豊かな共生社会を目指す条例」の制定>

 引き続きまして,2月市会において特筆すべき点を2点申し上げます。
 1点目は,議員提案による「京都市手話言語がつなぐ心豊かな共生社会を目指す条例」,いわゆる手話言語条例の制定でございます。
 京都市会では,手話に対する理解の促進及び手話の普及を進めることにより,豊かな共生社会を実現することを目的として,この条例を,市会議員全員で共同提案し,可決いたしました。
 本日は,本会議場に,関係者の方をはじめ非常に多くの方にお越しいただきました。座席数の都合上,傍聴席において傍聴できなかった方もおられたために,モニター室を開放して事務局の方で対応したと聞いております。これは,京都市会初であったと思います。私自身,この条例の制定には,京都市聴覚障害者協会からの御要望も受け,一議員として各会派に働き掛けもした経緯もあり大変嬉しく思うとともに,こうして市民の皆様に,市会の活動に興味を持っていただくことができ,大変ありがたいと思っております。
 この条例の制定に当たり,京都市会では,市会初,あるいは,政令市初の取組を含む,特徴的な取組を多数実施しております。
 順次御説明いたしますと,まず,条例案の作成過程では,条例制定プロジェクトチームにおいて,京都市聴覚障害者協会様からの意見聴取を実施し,また,同協会主催の条例勉強会にプロジェクトチームメンバーが参加し,条例素案の説明や質疑応答等をいたしました。
 さらに,市会の政策条例としては初めて,市民意見募集を行い,608名の方々から,1,706件もの御意見をいただきました。その際,政令市初,全国的にもほぼ例がない取組として,手話による意見の受付を行い,10名の方から御意見をいただきました。
 そして,本日は,プロジェクトチーム座長として条例案の取りまとめに当たられた西村義直議員が,かなり上手に手話を交えて提案説明をされ,さらに,傍聴に来られた方に,提案説明者の表情を見ながら,同時に手話も見ていただけるよう,傍聴席ではなく,提案説明者の隣で,手話通訳を行いました。いずれも,京都市会初の取組でありました。
 本日条例は可決されましたが,今後も市会として,方針の策定や,取組の実施,点検などの各段階に応じて,京都市と十分な議論を重ね,市民意見が伝わるよう,また,効果的で効率的な取組となるよう,努めてまいりたいと考えております。


<アンヌ・イダルゴ パリ市長の訪問>

 2点目は,パリ市長の訪問についてであります。
 去る,3月2日,アンヌ・イダルゴ市長をはじめとしたパリ市の皆様が京都市役所を訪問されました。
 大道副議長と接待をさせていただいたのですが,その際,京都市会としては初めて,本会議場にお招きし,全市会議員に対してスピーチをしていただきました。
 一昨日も,ベルギーでも卑劣なテロ行為がありましたが,当日の冒頭私から,昨年11月の同時多発テロを受け「被害を受けられた方に対し,哀悼の誠を捧げたい」と申し上げたのに対し,イダルゴ市長からは「パリでのテロに対して,京都から示された哀悼の意に感謝する。気候変動,テロ,貧困といった立ちはだかる困難に対し,断固とした戦う姿勢を示す必要がある。」とのお言葉がございました。
 2年後には本市とパリ市との姉妹都市提携60周年を迎えますが,それに向け,京都市会といたしましても,両市の友好関係が一層深化するよう,取り組んでいきたいと考えております。
 また,京都市は他の様々な都市とも交流しており,6月には私自身がオーストリアのバート・イシュルで開催される「世界歴史都市会議」及び「京都・プラハ姉妹都市提携20周年記念事業」に市会の代表として出席し、都市レベルでの交流を深め,国レベルとは違う国際親善に積極的に貢献してまいりたいと考えております。


<フェイスブックによる情報発信>

 次に,京都市会における新たな取組として,「開かれた市会」に向け,次の2点に取り組みます。
 まず1点目は,フェイスブックによる情報発信についてであります。
 京都市会では,「開かれた市会」を目指し,京都市会だよりや京都市会ホームページにおいて,市民の皆様に対して市会に関する情報を発信しているところでございますが,この度,より早くタイムリーに,幅広く市会の情報をお届けすることにより,京都市会をより身近に感じていただくため,京都市会公式フェイスブックページを開設することといたしました。
 フェイスブックにおいて発信する情報といたしましては,本会議や委員会の開催予定,本会議の審議結果,正副議長の活動,その他市会の主な取組などを想定いたしております。
 また,フェイスブックページは,京都市会ホームページのトップページからもアクセスすることができます。
 フェイスブックの開設日は,3月28日,月曜日といたしますので,よろしくお願いいたします。


<市会ホームページにおける意見受付フォームの設置>

 2点目は,京都市会ホームページにおける意見受付フォームの設置についてであります。
 京都市会では,市民の皆様からの市会に対する御意見等を市会運営や議員活動へ一層反映できるよう,市会ホームページに意見受付フォームを設置することといたしました。
 同フォームは,京都市会ホームページのトップページからアクセスしていただけます。
 開設日は,フェイスブックと同じ3月28日月曜日といたしますので,併せてよろしくお願いいたします。


<議長就任から1年間を迎えた所感>

 最後に,私が議長に就任して以来1年間の所感を少し述べさせていただきます。
 この2月市会が終わり,京都市会の1年のスケジュールはほぼ終了を迎えます。京都市会の1年が終わると同時に,私自身も議長として1年という一つの区切りが来ようといたしております。
 思い返せば昨年の5月18日に,伝統と歴史ある京都市会の第82代議長に就任させていただいてからあっという間の1年間でありました。
 数多くの対外的な会議や式典に京都市会を代表して,あるいは全国市議会議長会をはじめとする議長会に出席するなかで,議長としての職責の重さを感じるとともに,一個人としても視野を広げ,見識を深めさせていただく年となりました。
 改めてこの1年を振り返りますと,昨年4月には統一地方選挙が行われ,京都市会においても約3分の1と多くの新人議員が誕生し,新たな会派が結成されるなど,大きな変化のあった年であったと思っております。
 そうした中,引き続き市会改革にも取り組み,市会改革推進委員会での議論を踏まえ,「市会ホームページのスマートフォン版」の作成,本日の議長記者会見や,先ほど申し上げましたフェイスブックページの開設など,「見える市会」,「伝わる市会」に向けた様々な取組を行った1年でもありました。


 これら数々のことがあった1年でしたが,その中でもとりわけ印象に残ったことを申しますと,やはり,文化庁の京都への全面移転が決定したことであります。
 昨年12月に京都市会といたしましても意見書を提出したほか,今年1月には市長,知事,府議会議長,立石京都商工会議所会頭や一流の文化人の方々とともに,オール京都での要望活動を行いました。こうした活動を通じて,最終的に移転決定にまでこぎつけることができましたこと,また,地方創生の今後を占う重要な試金石であり,日本の大きなターニングポイントに立ち会えたことを大変光栄に感じている次第でございます。
 ご存じのとおり,当初は京都の熱意を疑われ,どうなることかと気をもむこともありましたが,オール京都での要望活動を行ったことも功を奏して,晴れて文化庁の京都への全面移転が決定されました。
 移転は決定いたしましたが,これはゴールではなく,スタートであると思っております。今後,会心のスタートを切るためには,場所の問題,来られる職員の方々の居住先の問題など,きちっと準備をしなければいけないことが山積していると思っております。京都市会といたしましても,引き続き,市長や知事らとともに,10年後に文化庁が京都に移転して良かったと国内外の方からに言われるように盛り上げていきたいと思っています。


 もう1つは,今後のこととも言えますけれども,昨年6月の国会において法案が成立し,夏の選挙から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられることとなったことです。これは戦後に普通選挙が導入されて以来,初めての年齢の引き下げであり,実に70年ぶりの改定となりました。現在国政レベルでも様々な取組が行われおりますけれども,京都市会においても市会改革委員会のメンバーが学生との意見交換をするなどの取組を行ってまいりました。本日,この後4時30分からでございますが,市会改革推進委員会において龍谷大学の学生の皆さんから投票率向上に向けた取組案を発表していただくなど,若年層への対策も進めております。これまで以上に,議会活動を一つひとつ丁寧に遂行していくとともに,市民の皆様に議会について関心を持っていただく努力を重ねていかなければなりません。そして,就任の際にも申しましたとおり,本来の姿である市民の代表としての,また,市民の皆様に信頼される京都市会を築いていきたいと考えております。
 私からは以上です。

質疑応答

<発表案件に関する質疑>

記者
 市会改革推進委員会の中では正副議長が会見を行うことに反対意見もあったかと思うが,あえて実施する意義と,議長としては記者会見に対してどのような思いを持っているのか。

議長
 議論の中では色々な反対意見もあったとお聞きをしておりますが,最終的に委員会の中で決定されたことでございますので,これについては委員会の意思だと私自身は思っております。ただ,この議長記者会見について,やはり市会としての発信力の強化が,求められていると思っておりますし,まだまだ京都市会の活動については市民の皆様に十分にお伝えできていない,そういったことを含め,しっかりと我々がやっていること,そして,市民の皆様にとって議会が何であるのかということを理解いただけるように,しっかりとした内容を発信していけるようにと思っております。

記者
 様々な情報発信の方法がある中,フェイスブックを選んだ理由は何か。

議長
 フェイスブックは実名登録をするという点で,誹謗中傷といったものが比較的少ないかと思っております。また,フェイスブックにつきましては,ほぼ事実上,字数制限がないというところも大きな利点であると思っておりますし,また,写真などで現場をしっかりと伝えられるという意味で,発信について,今はフェイスブックが一番適しているのではないかということで選んだということであります。

記者
 文化庁の京都移転について,京都市会として今後,具体的に何か取り組んでいくのか。

議長
 これからのことですので,色々な課題があるかと思います。執行機関側と色々な議論をしていくことが多くあるかと思いますが,色々な意味で盛り上げていかなければならないと思っておりますし,これは要望活動の時にも,例えば石破大臣も,日本の政策の大きなターニングポイントになる一つだということをおっしゃっておられました。明治維新以来,中央集権体制を続けた中で,こういったことが行われたことは一つもないと。それが今決定したということです。そういった意味では,その決定された場所にあった市会として,本当に責任が大きいと思いますし,我々は市民の代表として,まさに,この文化庁の京都移転が,本当に京都にとって意義深いものであるように,しっかりと取り組んでいかなければならないと思っております。
 また,もう一点,昨日の新聞にも,文化というのは戦争と全く逆のものであるといった,平和についても取り組んでいくべきではないかというようなことも書かれていました。私も,文化を中心に,国際社会の中でも,京都の文化をしっかりと発信することで,少しでも平和に貢献していくことができれば非常にありがたいという風に考えております。

記者
 市民に十分に伝わっていないと発言があったが,どのような点でそう感じたのか。

議長
 例えば,京都市会が色んな形で議論をしていますが,もちろん市民の代表としてそれぞれが市民から色々な意見を聞いてやっていくことだと思っておりますが,しかしながら,一方で議会のやっていることが見えないために,議会が本当に必要なのかというような議論まであることも事実であると思っております。私自身はまさに京都市会とは,議会とは,市民が持つ大きな権利の一つであると思っておりますが,だからこそ,しっかりとした議論をし,また発信していくことによって,我々が市民の皆さんにとって大きな権利であり,また,それを具現化するものであるということをしっかりと伝えていかなければならないと,考えております。

記者
 今後の記者会見は市議会の最終日に行うのか。

議長
 今後,集中審議期間の最終日に合わせて議長から,記者会見をさせていただきたいと考えております。
 また,もし必要という判断があれば,もちろん,議会として相談をしなければなりませんが,できるだけそういうものを発信できればと思っております。

記者
 議長自身は,自民党出身だが,様々な会派がある京都市会の代表という立場で話す難しさはあるのか。

議長
 私自身,団長をしたこともありますし,党の代表としての立場で話す場合と,議会の代表としての場合と,違うものがあると思っております。そういった意味では難しさもあると思いますが,議会の代表として発信できるということは一つの大きな強みであると思いますので,難しい面があると正直思いながらも,できるだけ十分に発信していきたいと考えております。

記者
 十分に発信するというのは自身の思いについてのことか。

議長
 自分の思いというよりは議会の動きということです。私自身の思いではなくて議会がどういう活動をしているのかは議長として発信できると思いますので,色々なことを公平に考えながら喋らなければならない部分があるとは思いますが,その分責任を持って発言をし,また,メディアの方にもそういう位置付けで見ていただけると思いますので,そこはしっかり考えていきたいと考えております。

記者
 今後の議会運営について,議長の任期の間で取り組んでいきたいことはあるか。

議長
 色々なことがあろうかと思いますが,1番はやはり議会が市民の代表であるということがしっかり伝わる,そういったことに取り組んでいきたいと思いますし,そのためには,様々な努力が必要だと思います。今現在,色々な形で見える市会,伝わる市会ということもやっておりますが,なかなか本当に伝えるというのは容易なことではないと思いますし,市長が今回の選挙戦でも伝える力とおっしゃっておられましたが,我々もやはり,同じようにそういった力を,あるいは,伝わるということをどういう風に考えていくかを、しっかりと考えていきたいと思っております。

記者
 同席いただいた副議長にも会見に対しての思いを伺いたい。

副議長
 今,議長がおっしゃったとおりです。私も1年間,議長の補佐役としてできる限り一緒に行動をやってまいりまして,政令市の中で京都の議長,副議長という要職は非常に役割,あるいは果たすべき使命が大きいと感じました。それは,国際的に交流都市でもあり,今,まさに観光都市,文化都市ということで注目を浴びているため余計にそういう役割が求められていると思うのと,それを支えていらっしゃる京都市民の皆様の力というか,市民力といいますか,非常に強い,また深い思いで支えていらっしゃると,副議長という立場で実感をした1年でございました。
 これからは議長を先頭に,ちょうど市長選挙があり,この一年は,また,様々に議会としても新しい方々が当選されて,大きく会派も分かれてきた,こういう多様性の時代の初年度に当たったわけですが,その意味でも文化庁など,様々なことがありましたが,津田議長と一緒に取り組ませていただいて,次の階段を登る大きなステップになったということを感じております。これからも一緒に頑張っていきたいと思っております。


発表案件以外に関する質疑

記者
 先ほど,6月に歴史都市会議に出席するというも話もあったが,議長の任期はこれまで慣例で1年であったが,2年になったのか。

議長
 現時点ではそのように考えております。この1年間,先ほども申しましたとおり,様々な経験をさせていただき,また,本当に大道副議長にしっかりと支えていただける中で,私はまだまだ若輩ではありましたが,色々な経験をさせていただいたと思っております。もう1年させていただけるということであれば,この部分を更に活かして,より京都市会の良さを本当にアピールしていきたいと思っております。先ほど,大道副議長がおっしゃられたように,他都市あるいは,他の海外の都市に行かせていただいても,本当にこの京都は特別に思っていただいているということは肌で感じることができます。その議会の議長ということで,私も京都を代表する一人として恥じないようにしっかりやりたいと思っております。

記者
 議会で個人情報などを扱うことについて,秘密会ということも検討され様々な意見があったかと思うが,今後は,個人情報などについてはどのように扱うのか。

議長
 この個人情報の取り扱いについて,非常に難しい面があろうかと思います。議会として本当に真相を究明するうえで様々な個人情報が必要な場合もあるかもしれませんが,しかし,だからと言ってなんでもよいというわけではないと思っています。一つひとつの案件に対して,どういう取組,あるいはどう市会を運営していくかは,案件が非常に多岐にわたると思いますので,こうだから大丈夫だとか,こうであったらよいといったことはなかなか難しいと思いますので,一件一件をしっかりと議会の中で精査をして,そして,どう扱うのかとをしっかりと議論していかなければならないのではないかと思っております。

記者
 政務活動費の使途の基準や,領収証等の公開の仕方について,今後どういったものが望ましいと考えているか。

議長
 これについては,市会改革推進委員会でかなり議論を続けてきております。そして,領収証につきましては,今後全てをインターネットで公開をすることも取り組んでいるところです。使途の基準につきましては,以前に厳しい指摘を受けた中で,京都市会として作ってきたと思っておりますが,一方でまた,時代の変化と共に,あるいは様々な判例と共に変えていかないといけない点はあるかと思います。そういったことについては,しっかりとした議論を踏まえ,そして納得できる形を作っていきたいと思っておりますが,私は,現時点で,京都市会が作っている基準について大きな瑕疵があるとは考えておりませんので,その中で,もし指摘があれば一つひとつを丁寧に議論していきたいと思っております。