摘録


最終更新日:令和4年4月7日

令和4年3月25日

 

報告案件

 <1.令和4年2月市会の議案審議結果>
 冒頭に,今般の「ロシアによるウクライナへの軍事侵攻」についてでありますが,ウクライナの首都であるキーウ(キエフ)市と本市とは,1971年の姉妹都市提携以降,市民や関係団体を中心に様々な交流を積み重ね,相互理解と友情をはぐくみ,今年度は,提携50周年という節目を迎えております。
 議長として,ロシアによる姉妹都市キーウ(キエフ)市を含むウクライナへの軍事侵攻に対し,強く遺憾の意を表するとともに,今回の事態が早期に終息し,一刻も早く平和が取り戻されることを,心から祈念いたします。
また,「新型コロナウイルス感染症」については,この間,オミクロン株が猛威を振るい,先日ようやく「まん延防止等重点措置」が解除されました。
 しかしながら,依然として,家庭生活や社会生活の維持には大きな影響が出ている状況であり,ワクチン接種の更なる推進と,引き続きの行動の自粛や自制,感染防止策の徹底が求められます。
 京都市会といたしましても,この危機を乗り越えるべく,一層の緊張感を持って,感染拡大防止に取り組むとともに,引き続き,京都市,京都府,国などと連携し,市民生活を守り抜くため,全力を尽くしてまいります。

 続いて,本日終了しました令和4年2月市会の議案審議結果について報告いたします。
 2月市会につきましては,2月17日から3月25日までの37日間の審議期間で開催いたしました。
 お手元の「令和4年2月市会審議結果総括表」を御覧ください。
 市長から提出されました議案は,「令和4年度京都市一般会計予算」など,計124件ございました。
 市会では,本会議で市長,副市長から提案説明を聞いた後,予算特別委員会や常任委員会において十分な議論を行ったうえで,124件を原案のとおり可決,同意しました。
 そのうえで,6件の議案に対し4件の付帯決議を付すことといたしました。
 また,議員提出議案である市会議案といたしまして,まずは,令和4年度の議員報酬を15%削減する旨の条例改正について全会一致で可決しました。
 京都市会においては,これまでから,議員報酬等の削減に取り組んできており,削減によって生み出した財源を市の発展のために活用してきております。
 今回の削減については,令和2年度,3年度の総額1億円を上回ることになる議員報酬を15%削減することとしたものです。
 なお,削減で生じる財源については,現下の厳しい財政状況や,市民生活の現状を踏まえ,有効活用に向け,引き続き検討してまいります。
 続いて,決議については,「豊田議員に対する問責」及び「ロシアによる軍事侵攻への抗議」の2件を可決し,意見書については,4件を可決し,「ウクライナからの避難民受入れに対する地方自治体への支援を求める意見書」,「加齢性難聴者に対する補聴器購入に係る公的補助制度の創設を求める意見書」,「介護職員の処遇改善に関する手続の簡素化と対象職種の拡大を求める意見書」,「地方創生と感染症対策に資するデジタル化の推進を求める意見書」を国に提出することといたしました。
 その他,請願については,1件を不採択といたしました。
 なお,2月28日,3月1日には計16名の議員が代表質疑を行ったほか,3月15日及び16日には予算特別委員会総括質疑において,42名の議員が市長らと活発に議論を交わすなど,今市会では,令和4年度当初予算の審査を中心に,議論を行ってまいりました。

 「令和4年2月市会の議案審議結果」については,以上でございます。

 <2.姉妹都市キーウ(キエフ)市への義援金の送付>
 次に,「姉妹都市キーウ(キエフ)市への義援金の送付」について,ご報告いたします。
 今回の市会において,「姉妹都市キエフ市をはじめとする各都市へのロシアによる軍事侵攻に抗議する決議」及び「ウクライナからの避難民受入れに対する地方自治体への支援を求める意見書」を全会一致で可決いたしました。
 そのうえで,京都市会では,ロシアによる軍事的侵攻を受けたキーウ(キエフ)市民の皆様が一日も早く平和な日々を取り戻し,キーウ(キエフ)市を復興させる一助としていただくため,京都市会全議員の総意として,総額100万円の義援金をキーウ(キエフ)市関係機関に対し送付することとしました。
 先にも述べましたが,甚大な被害に見舞われた,ウクライナ,そして姉妹都市キーウ(キエフ)市の皆様に,平穏無事な生活が訪れますことを切に願っております。

 <3.京都市会議場3D映像の寄付受納>
 最後に,京都市会議場3D映像の寄付受納についてであります。
 株式会社exAgent(エクスエージェント)様から,京都市会議場の3D映像について御寄付の申出をいただき,京都市会としても大変有難く,謹んでお受けすることといたしました。
 この3D映像は,令和3年8月に耐震改修工事を終えた市会議場を3Dレーザースキャナーで計測し,デジタル化したもので,議場内を自由な角度から見ていただくことができます。
 3月30日に,寄付受納式を執り行いますので,是非,取材していただきたくお願いいたします。
 なお,3D映像は,受納式を行う30日から京都市会ホームページで公開いたしますが,記者の皆様は,配布資料のQRコードから,あらかじめアクセスすることが可能ですので,ぜひ御覧ください。

 私からは,以上でございます。

質疑応答


<発表案件に関する質疑>


記者
 令和4年度の当初予算は,補助金の見直しや一部手数料,施設利用料の値上げを含むものでした。予算を可決された市会として,議長はどのように受け止められたかお聞かせください。

議長
 この2月市会では,行財政改革計画策定後初めてとなる令和4年度当初予算について,審議が行われました。この間,市長からは,計画を踏まえて,ぶれることなく改革を進めるという発言もあり,市民の皆様に御負担をいただくものが数多く出てきました。その中で,我々も含め,市民の皆様に,行政にはもちろん丁寧にしっかりと説明責任を果たしていただきながら,改革を前に進めていくという決意の中で,私たちも議決したと認識しております。しっかりと説明責任,御納得いただける説明を求めていくよう議論されてきたと認識しております。

記者
 議員報酬の削減について,1億円を上回るように制度を作られたということですが,これまでの削減方法とは仕組みを変え,これまではボーナスと議員報酬を削減していたのを,議員報酬のみから15%削減に組み替えられていますが,仕組みを変えた狙いは,どこにありますか。
 また,有効活用について,議長としてはどのような使い方があると考えていますか。

議長
 組み替えというよりも,令和2年度,3年度は,総額で1億円を捻出し,基金として積み立てながら活用方法を考えてきましたが,行財政改革で市民の皆様にも負担を求める中で,1億円以上を捻出していかなければならないのではないかという各会派の意見がありました。それは,手法ではなく総額として1億円以上を捻出していかなければいけないという考えの中で,15%のカットとなったと認識をしています。議員の身分保障に関しては全会一致で進めていますので,各会派間で色々な意見がありましたが,市会運営委員会の中で15%削減により1億円以上を捻出するという結論に至ったと私は理解しています。
 今後の活用については,その時の社会情勢等も含めて,どの部分で手当をしていくのがいいのか,各会派間で議論し,進めていければと思っています。

記者
 政務活動費についてお伺いします。政務活動費の支給に関して,申請方法や支払い方法に変更を加え,さらに議会では豊田議員に対する問責決議案を可決されましたが,改めて市議の政務活動とその費用支出に関して,議長の考えを教えてください。

議長
 以前からその時々で使い道も含め,各議員,各会派間で検討し,改革改善をしてきていますが,今回,豊田議員の問題が発覚し,交付金である政務活動費の支出に疑義が生じるような問題がでてきたので,改めて市民の皆様にわかりやすく御理解いただけるよう,生計同一の家族には支出しない方が良いのではないかということで取りまとめられたものです。他都市も含め,この件に関してはもう一度,京都市としても,豊田議員に端を発しましたが,市民の皆様にしっかり説明できる体制に変えたと御理解いただきたいと思います。
 使い方は議員それぞれが判断をしており,前回の取りまとめで各会派間で良しとされてきたものを,今回見直したものです。その時々に各会派間の意見で進められるものですので,この件に関しましては,議員の同意の下進められたと理解しています。

記者
 議員報酬削減について,総額1億円以上を削減していこうということですが,例えば期末手当の15%の削減を据え置きにして,さらに報酬を15%削減するという案は出なかったのでしょうか。

議長
 各会派間で色々な意見があったのは事実ですが,全会派の合意の下で進めるという前提の中で,議員報酬の15%削減に落ち着いたものと御理解いただきたいと思います。

<発表案件以外の質疑>

記者
 3月28日に大阪市会で,ウクライナの駐日大使を招き,オンラインで演説が行われるのは御存知でしょうか。

議長
 報道で知っております。

記者
 首都キーウ(キエフ)と姉妹都市である京都市において,何か考えていることはありますか。

議長
 具体的に今考えていることはその部分においてはないですが,キーウ(キエフ)の復興に資するものとして,義援金を募って,京都市は京都市で,議員からは100万円を送るというのが現状です。

記者
 先日来,国会で,オンライン国会の制度設計が始まり,賛成の声もある一方,拙速だという否定的な意見もありますが,オンライン国会,オンライン会議についての議長の受け止めと,オンラインでの議会について,京都市でも何か考えがあれば,お聞かせください。

議長
 個人的には本会議は対面で行うべきだと考えておりますが,昨今の毎年のように起こる災害があった場合や,コロナのような感染症が拡大した場合等,その時々の状況も考えられますので,オンラインの会議も視野に入れていかなければいけないと思います。通信環境の整備に係る予算の確保や,議事運営の進め方等の課題もこれからしっかりと議論をしていかなければなりませんが,この4月から,試行的に市会の発行物の編集に係る非公式な会派間の協議をオンラインにより実施します。この件に関しては詳しくは事務局にお尋ねいただければと思います。

記者
 会派間でされるのですか。普段は対面で行っていたのを,オンラインに切り替えるということですか。それは4月からですか。

議長
 その通りです。

記者
 それはその国会の動きを踏まえてですか。

議長
 それももちろんありますが,やはりこの社会状況の中で,急な災害やコロナのような感染症の拡大で出てこられない場合もございますので,そういう場合にも対応できるようにオンラインは有効だと思いますので,色々な課題もありますが,試行的に取り組んでいかなければならないと思いますし,その進め方等の詳しい部分は,事務局にお尋ねいただければと思います。

副議長
 我々は前任の山本議長時代に一度,各会派代表で,テストしたことがあり,それぞれの部屋に分かれて,パソコンを前に,どのようなことができるか積み重ねをしてきました。その一環として今回も,議長からあったように,市会発行物の協議に関しては,本格的に取り組むことになりました。

議長
 各会派で,試行的な実験をしています。私たち自民党議員団も議員団会議を,オンラインで何度か試したこともあります。制約を改善していかなければならないこともあります。私たちは試行的に実施したのですが,各会派で取り組んでいるかまでは確認できていませんが,まずは市会発行物から,一度試みようということで取り上げております。

記者
 子ども若者はぐくみ局長の収賄事件逮捕について,2月市会の冒頭で,門川市長からこの件について謝罪がありましたが,議長としてこの件をどのように受け止めていますか。

議長
 私は4期目なんですが,1期目に当選した当時は職員の不祥事が数多く出ていた時期であり,職員の不祥事に関する特別委員会等も作り,職員のコンプライアンスをしっかり進めてほしいと求め,随分この間に改善をされてきたと認識をしていますが,今回の件は職員を指導する立場にある,特に幹部職員の逮捕ということで,非常に我々も衝撃を受けた案件でしたし,まだ京都市としても逮捕者と接見もできていない状況で,どのような説明を行うのかまだわかりませんので,その経過を見守っている段階ですが,やはり局長の逮捕というのは非常にショッキングであり,遺憾に思います。

記者
 この件に関しては,市が調査委員会を設置して現在調査しているところですが,調査委員会の中に外部の方がいないという点について,どのようにお考えですか。

議長
 個人的な意見としては,やはり外部の方も含めて,調査すべきと思っています。

副議長
 まずは問題点を洗い出し,再発防止の報告をしっかり聞き,議長と当面各会派で検討して,意見をすり合わせることになると思いますが,今の段階では,この調査委員会の速やかな報告を整理してもらいたいと思います。

記者
 豊田議員の問題に端を発して,市会として同一生計の方への人件費支出を令和4年度から認めない方針ですが,豊田議員自身の疑惑に関しては,今後どのように追求や調査を検討されますか。

議長
 この間,問責決議を全会一致で採択し,議会としては,聴き取りもし,各会派間での質疑応答も含めて,本人からの聴き取りも行い,問責決議となりましたので,現状ではこの問題については,議会でできることは限界だと考えています。
 また,夫婦間の問題に関して,それぞれ弁護士も入り協議をされているので,その中でまた新たな事実関係が出てきた場合は,色々な意見が会派間で出てくると思いますので,その時の対応になると思います。

記者
 議会としてできることは限界だということですが,議会として同一生計を認めないことにより,この件については幕引きを図ったのではないかと指摘する声もありますが,その点はいかがですか。

議長
 幕引きを図ったというよりも,現状の事実関係で分かっているのはこれだけですので,それ以上踏み込むことは,議会としてもできないと考えています。議員の出処進退は,自身で判断すべきです。言った言わないの水掛け論になっており,そこには司法も入っていますので,そこで事実関係が出てきた場合は,色々な意見が各会派から出てくると思われます。その中で,この先辞職勧告決議案が出るのか,そこまではまだわかりませんので,現状,議会としてできるのはこの範囲だと思っています。

記者
 新たな事実関係が出てきた場合は,また次の展開ということですが,豊田議員に対しては,この件について引き続き説明責任を積極的に果たしていくことを求めるということでしょうか。

議長
 当然です。まだ完全に納得をされているというところではないと思いますので,しっかり説明責任を果たしていただきたいと思っています。

記者
 アンケートに御理解,御協力ありがとうございます。今回,政務活動費の生計同一の方に対しては見直されるということで,議長自身も見直されることになったと思うのですが,他の自治体の例を見ると,親族まで幅を広げて見直すというところも出てきていると思います。一方で,今回のアンケート結果を見て,同一生計の方に対して支払われている方もおられましたが,親族である母や妹等,生計が同一ではないが親族という方も少なくありませんでした。生計同一に対しては無論疑義は生じるんですけども,親族に対しても,生計同一ほどではないが疑義が生じるのは一定事実だと思います。その辺りはいかがですか。

議長
 私の見解としては,生計が別であれば,他人であろうと親族であろうと,労働の対価なので,疑義が生じるとは認識していません。そういった部分も含め,会派間の同意の下,生計同一の見直しが進んでいるので,私は,生計が別であれば,労働に対する正当な対価だと考えており,問題ないと思います。

記者
 政務活動費自体ですが,何を政務活動とするかは非常に主観的な部分があり難しいと思うのですが,今回政務活動費がどうのように使われているのか見せていただいたところ,もちろんこういうことが政務活動費かというものもありましたが,一部,例えばYouTubeで議員自身の活動を配信しているなど,もちろんPRという活動かもしれませんが,言い換えれば選挙活動に見える部分もあり,選挙活動なのか政務活動なのかという線引きが難しく,個々に判断されているのだと思いますが,その辺りの議論はいかがですか。

議長
 おっしゃった通り,政治活動と政務活動の区別をどこで付けるのかいうのは非常に曖昧な部分です。私たちの事務所には色々な陳情にも来られますし,どれが政務活動に関する陳情で,どれが政党活動に関する陳情かという,その部分も線引きが難しいと思います。その中で,私たち議員も市民の皆様の要望や負託に応えるべく,努力をしている中で,おっしゃったような,これはこうですとはなかなかできない中で,それぞれの議員の判断で,これは政務活動に該当し,政務活動費に適用できるという判断をされてると思いますので,白黒,1+1=2で,というような答えが出にくい中で,それぞれが判断していますので,はっきりした御期待に沿うようなお答えはできかねます。

副議長
 各議員,試行錯誤しながら,判断していると思いますが,実際は私たちに寄せられる批判の中には,議員は普段何をしているのか,姿が見えない,活動が見えない,4年に1度の選挙のときだけお願いをして,それ以外の普段の活動は何をしているのかわからないという感想をお持ちの方がたくさんおられ,そこに対する問題意識を多くの議員は持っており,しっかり活動の模様は多くの皆様にも報告をさせてもらおうと,それが説明責任を果たすことになると自覚をして活動していると思います。
 また,議会において一生懸命,調査して,その上で議論を重ねて発言をし,その結果,一つの政策が進んだ場合の報告は,市民の皆様から寄せられた声が,具体的に進んだという報告をさせていただいて,市民の皆様に市民参加していただける,またその代表である議員も様々な形で活動や貢献ができていると報告をさせていただくことは,それが例えば個人のPRや選挙目当てと受け止める方もおられるので,その辺りの塩梅は難しいですが,各議員が悩みながらも,YouTube等もしている方もいますので,頑張っておられるのではないかなと思います。市民の皆様からの声を踏まえて,各議員も見直して,改善を進めていかれているところなのではないかと思います。

議長
 私の場合は,携帯電話も全部オープンにしていますし,いつでもかけていただけるようにしていますので,例えば9時から5時まで事務所を開け,帰って10時11時に,例えば,道路について等,市民の皆様の陳情が入ってくることもあります。なので,時間においても線引きが,政党活動と政務活動の区別ができるのかと言えば,きちっとした区分けもできないので,その辺りを議員がどう判断するのかということになりますので,お答えになっているのかわかりませんが,そういう部分も含め,我々は日々活動しているので,議員個人の判断でこれは該当するから,計上するという判断も各議員の判断になると思います。

記者
 議場の傍聴席が新しく綺麗になっているのですが,コロナ禍で,ほとんどの席が座ってはいけないと,×が貼られており,座れなくなっています。距離を置き,隣同士は座ってはいけないと思うのですが,半分以上が座ってはいけない状態になっており,そのこともあってなのか,元々関心が低いのか,あまり今回傍聴人がいらっしゃらなかった印象です。コロナ禍なので,わざわざ足を運ぶことが難しいので,インターネット中継を御覧になっているのかと思うのですが,インターネット中継も視聴者数が多くなく,記者クラブ全員程度の時もあり,やはり議会というのは注目をされなければいけないと思いますし,議会の内容をリアルタイムで知っていただくことは必要だと思いますが,コロナ対策をしながら,もう少し興味を持ってもらうという点についてどのようにお考えですか。

議長
 傍聴席の使用禁止の席については,まん延防止措置も解除されたので,私はやめていくべきだと思いますし,普通に座っていただけるように,例えば,マスクをして,消毒をしていただき,検温をして,もう大丈夫であれば,全ての席を開放し,座っていただけたらと思います。我々の市民の皆様に対する議会での活動の発信の仕方が,まだまだ弱いと感じるのはその通りです。例えば,テレビ中継が入る会派間の代表質疑の時は,それぞれの関係されている方が傍聴に来られるということが今までよく見られたのですが,それもこの頃は少なくなっていると思います。やはり実際に議場に来ていただいて,我々の議論している姿をインターネットで見るのと,実際に来て見ていただくのは臨場感も違います。特に市長総括は,しっかり市民の皆様に見ていただきたいと思うのですが,我々も反省点として御指摘を受けた部分は,しっかり会派間で共有し,もう少し議会の発信を強化して,皆様に見てていただける努力もしていかなければいけないと思います。その発信は,副議長が上手ですから。

副議長
 市民しんぶんに挟み込み,市会だよりを定期的に発行しており,また新聞広告という形でも,チャレンジしています。また,先ほど議長から報告がありました,3Dの新たな取組を含め,これを第一歩として,これからも様々な試行錯誤をしていくことになると思います。各議員も,色々と試行錯誤しながら頑張っておりますので,これからも熱心に発信をしていこうという呼びかけをしていきたいと思っています。
 ぜひ記者の皆様にも,熱心に取り上げていただき,問題を御指摘いただいたり,良い事があれば,このような良いこともあったと,問題への批判は当然ですが,こんな良いこともやっていると取り上げていただけたらありがたいと思います。

記者
 要望があるのですけれども,議長席から見て私たちは左手の記者席に座っているのですが,市民の方の傍聴は少ない一方,最近マスコミが民放も含め京都市財政に対しての関心が高く,記者席が込み合うので,右手の記者席も解放していただきたいです。少し密で,やはり私たちは原稿書いているので,他社との距離が欲しいです。

議長
 そういうご要望もあったということで,事務局でまた相談して対処してまいります。