平安宮内裏弘徽殿跡

KA127

へいあんきゅうだいりこきでんあと
石碑(0026927)石碑周辺(0026930)

 弘徽殿は,平安宮(内裏)内の後宮の建物の一つで,東西2間(庇・孫庇を入れれば5間)・南北7間(庇を入れれば9間)の規模があった。主に中宮・女御の曹司として用いられたが,宇多天皇のころから清涼殿が常御所となると,清涼殿に最も近い建物として重要視され,後宮の中心的建物となった。また西側にある飛香舎とともに『源氏物語』の重要な舞台でもある。この石標は,平安宮内に建っていた弘徽殿の跡を示すものである。
 なおこの石標はKA125平安宮一本御書所跡KA126平安宮内裏綾綺殿跡KA133平安宮内承香殿跡KA134聚楽第南外濠跡KA135平安宮内裏宜陽殿跡KA136平安宮内裏昭陽舎跡KA141平安宮大蔵省跡NA154平安宮西限藻壁門跡GA007山崎院跡GA011寺戸大塚古墳とともに,平成18年から20年にかけて全京都建設協同組合によって創立五十周年記念事業として建立された11基の石標のひとつである。

所在地上京区土屋町通出水下る東入北側
位置座標北緯35度01分15.0秒/東経135度44分38.4秒(世界測地系)
建立年2006年
建立者全京都建設協同組合
寸 法高123×幅20×奥行20cm
碑 文
[南]
この北
平安宮内裏弘徽殿跡
[西]
        相生正治  中原重信  近藤暢造
寄贈
        (株)林石材店 (株)ストロベリーセブン (株)近藤電業社
[北]
全京都建設協同組合
創立五十周年記念
[東]
平成十八年七月建立
調 査2006年9月15日
備 考

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