平安宮一本御書所跡

KA125

へいあんきゅういっぽんごしょどころあと
石碑(0026914)石碑周辺(0026915)

 一本御書所は,平安宮(内裏)の東側,侍従所の南にあった施設。役割については,(1)世間に流布する書籍をそれぞれ「一本」(一部)ずつ書き写して保管していた,(2)「一本書」(1冊しかない稀覯本)を納めさせ保管していたという2つの説があり,「一本」の解釈によって意見が分かれている。10世紀半ばから記録に見えはじめ,平治の乱(1159年)の際に後白河院が押し込められた場所としても知られる。なお御書所・内御書所とは別の組織である。この石標は,一本御書所の跡を示すものである。
 なおこの石標はKA126平安宮内裏綾綺殿跡KA127平安宮内裏弘徽殿跡KA133平安宮内承香殿跡KA134聚楽第南外濠跡KA135平安宮内裏宜陽殿跡KA136平安宮内裏昭陽舎跡KA141平安宮大蔵省跡NA154平安宮西限藻壁門跡GA007山崎院跡GA011寺戸大塚古墳とともに,平成18年から20年にかけて全京都建設協同組合創立五十周年記念事業として建立された11基の石標のひとつである。

所在地上京区下立売通智恵光院西入北側
位置座標北緯35度01分12.3秒/東経135度44分45.9秒(世界測地系)
建立年2005年
建立者全京都建設協同組合
寸 法高124×幅20×奥行20cm
碑 文
[南]
平安宮一本御書所跡
[西]
        (株)野原工務店 (有)小林設計工務 (株)竹内工務店
寄贈 谷口工務店 (有)京都カンリ (株)ストロベリーセブン
        (株)近藤電業社 (有)たけ設備工業 林洋司 飯田賢治
[北]
全京都建設協同組合
創立五十周年記念
[東]
平成十七年十一月建立
調 査2006年9月15日
備 考

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