令和4年定例会(5月市会)

最終更新日:令和4年6月1日

付帯決議等

議第107号 京都市健康増進センター条例を廃止する条例の制定について
(令和4年6月1日付帯決議)


 京都市健康増進センター(ヘルスピア21)は,「健康の保持及び増進に資する市民の活動の用に供するための施設」として平成5年に開設され,約30年間多くの市民が利用してこられた。
 現在,京都市は「行財政改革計画」に着手しており,持続可能な行財政を確立すべく,あらゆる施策に関して,総合的に検討を進めているところである。
 そこで,本施設を維持するための方策を,民間移管・存廃等を含め,慎重に検討した結果,有識者で構成される京都市事務事業評価委員会における意見聴取も経て,老朽度調査結果による緊急度,重要度が高い箇所で必要な5.6億円をはじめ,今後,16億円以上の大規模改修が見込まれることに加え,毎年約2億円の運営経費が掛かっている一方で,利用料収入等で賄えているのは約1億円である。また,京都府や民間事業者が同等の施設を運営しており,開設当初とは状況が大きく異なってきていることから廃止はやむを得ないものである。
 よって,今後は市民の健康増進や地域コミュニティの振興に寄与してきたヘルスピア21の理念を継承し,以下の点について取り組むことを強く求める。

1.利用者をはじめ,広く市民に,本施設が廃止に至った経緯,趣旨をしっかりと丁寧に説明すること

2.本施設1階の機能継続等の正しい情報を伝えるとともに,各種ボランティア活動,各種教室の継続確保,代替施設の利用について,利用者により丁寧に説明を尽くし,調整すること

3.廃止後の施設の各種スペース,地下駐車場等の暫定利用などの活用については,検討委員会等を設置の上,幅広く意見を求め,当該エリアにある区役所など公共施設等も含めた用地全体のマネジメントを行い,地域の活性に繋がるよう議論を進めること

(賛成会派等)
  自民,公明,維新,民フ,京都,立民,無所属(小山田春樹議員),無所属(豊田恵美議員),無所属(森川央議員)