虐待は家庭という密室で起こる出来事で、家族だけの問題と片付けられがちなため、周りの人が口出ししにくいかも知れません。しかし、発見が遅れて大事になることもあります。
なぜ、虐待がおこるのか、その背景を考えてみましょう。
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●子どもたちは自ら訴えられません。
子どもは虐待されても、訴えることがなかなかできません。
どんな仕打ちを受けても、人に訴えることでさらにひどい仕打ちを受けることになったり、親に見捨てられないかとおびえている場合もあります。
虐待をされるのは「自分が悪いせいだ」と信じている子どももいます。
虐待を受けていると思われる子どもたちのサインを周囲が早くキャッチし、援助の手に結びつけなければなりません。 ●この子たちの親も悩んでいる人かも知れません。
虐待をする親はひどい親だと思ってしまいがちですが、親自身も子どもの頃に自分の親に虐待を受けた経験があって苦しんでいたり、生活苦や子育て、家庭の問題で悩んだり、地域で孤立していたりするケースもあります。そのストレスを子どもに向けていることも多いのです。
親を責めるだけでは決して虐待の解決にはなりません。虐待は親自身からのSOSであることも少なくありません。
●気がついたらすぐに連絡を!
虐待でなかったらどうしようという不安を感じる必要はありません。早ければ早いほど子どもや家族の痛手が軽くて済むのです。ひとりで悩まずに関係機関に連絡してください。
一方的に親や子を責めないで!早期に援助の手を差しのべましょう!
あなたの気づきが子どもたちを救います。
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