■Q&A■
Q1 京都のまちづくりのために,LRTの導入の検討が,何故必要なのですか。
Q2 LRTと旧京都市電はどのように違うのですか。
Q3 海外では,何故,LRTが導入されているのですか。
Q4 LRTを導入することにより,既存の公共交通はどうなりますか。
Q5 LRTを導入しなくても,既存の公共交通を有効活用すれば良いのではないでしょうか。
Q6 LRTが導入される場合,車線が減少するため,渋滞することが予想されますが,どのような対策が考えられますか?
Q7 京都市では,どのような自動車利用の抑制策に取り組んでいますか。
Q8 京都市ではトランジットモール化に取り組まないのですか。
Q9 なぜ,当面,検討を深めるルートとして小環状線と今出川線・出町柳ルートが選ばれたのですか。
Q10 LRTが導入されることになれば,どのようなシステムになるのでしょうか?
Q11 LRTが今出川通に導入されることになった場合,京福電鉄や叡山電鉄との乗入れは検討されていますか?
Q12 LRTを導入する場合,国などからの補助はどのようなものがありますか。
Q13 LRTの導入時期はいつ頃となるのでしょうか。
Q14 今後,LRTの検討はどのように進められるのですか?
    

Q1 京都のまちづくりのために,LRTの導入の検討が,何故必要なのですか。
 京都市は,日本を代表する国際文化観光都市であり,地球温暖化防止京都会議(COP3)の開催都市であることから,京都の特性を活かし,環境への配慮を優先して,「歩いて楽しいまち」,「環境にやさしいまち」,「魅力的で活力のあるまち」,「訪れる人が快適に移動できるまち」を目指しています。
 京都市の目指すまちづくりを実現するため,「歩くまち・京都」を交通政策の基本理念として,自動車の利用方法を変更することによって,自動車をはじめとする交通を円滑にすることを目的として,TDM施策を進めています。
 現在,京都市では,地下鉄をはじめとする鉄道やバスが市内移動のための重要なネットワークを形成していますが,それら公共交通間の連携をさらに高め,自動車から公共交通に乗換え,更なる自動車交通の抑制を図る一つの施策として,LRTの検討を行っています。LRTにより,公共交通ネットワークが充実し,高齢者や身体に障害がある人をはじめ全ての人が,さらに安全・快適に移動できるようになると考えます。また,他の施策と組み合わせることによって,環境負荷を軽減します。さらに,中心市街地ににぎわいを創出するとともに,京都のイメージアップに寄与し,新たなまちのシンボルとなる可能性も期待できます。
しかし,LRTの導入により車線が減少するため,沿線及び周辺の道路・交差点において混雑が生じたり,荷さばきなどの駐停車スペースが不足するなど,自動車交通に影響を及ぼします。また,LRTの導入のための財源を確保しなければならないほか,事業主体の検討や架線などによる景観への配慮などが必要です。さらに,他の交通機関と連携した公共交通全体の利便性向上やより魅力あるまちづくりなど,良好な交通環境の実現を進めなければなりません。
以上のように,LRTが京都市の交通にもたらす効果は大きいと考えられますが,導入に向けては様々な課題があり,それらの課題を解決するためには,住民や関係者の方々と話合いを重ね,合意形成を図ることが必要です。
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Q2 LRTと旧京都市電はどのように違うのですか。
 近年,海外で導入されているLRTは,旧京都市電に比べ,車両の性能が大きく向上しており,表定速度が高く,輸送量が増加したことに加え,バリアフリー化され,乗り心地も大きく改善されています。そのためLRTは,導入されているそれぞれの都市において,誰もが利用しやすい便利な公共交通として位置づけられています。

表 旧京都市電とLRTの特性比較
旧京都市電 LRT
速達性 表定速度 15km/h程度 20km/h以上
定時性 軌道への自動車の進入により,渋滞に巻き込まれた 専用化された軌道となるため,定時性が優れる
信号システム 自動車・歩行者と同様に,赤信号で停止した LRTが優先的に通過できるように信号制御を行う
乗り心地 騒音・振動 騒音・振動が大きく乗り心地が悪かった 騒音・振動が小さく乗り心地が良い
バリアフリー 乗降にはステップが必要 段差がなく乗降が容易
輸送量 乗車定員 90人程度 100〜250人程度
図 旧京都市電〔1972年〕
(出典:鉄道ピクトリアル)
図 LRTとトランジットモールの導入例
(フランス・ストラスブール)
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Q3 海外では,何故,LRTが導入されているのですか。
 海外でも,かつては自動車交通中心のまちづくりを行っていました。しかし,その結果,急激なモータリゼーションが進み,交通渋滞や交通事故の増加,大気汚染や騒音など,たくさんの問題が生じました。このため,それまでの自動車交通中心のまちづくりから公共交通中心のまちづくりへ転換するとともに,既存ストックを活用した魅力あるまちづくりを進めるために,道路や公園などと同様にまちづくりに欠かせない「都市の装置」として,LRTを整備しました。
 LRTは誰でも利用しやすく,環境に優しい乗り物であったことや,自動車利用の抑制やパーク・アンド・ライドなどの施策と組み合せたこと等が,住民に受け入れられ,まちににぎわいをもたらしました。
 具体的な例として,フランスのストラスブールが挙げられます。ストラスブールはかつて,自動車中心のまちづくりを進めるために路面電車を廃止しましたが,その結果,交通渋滞や大気汚染,騒音等の問題が深刻化しました。この問題を解決するため,以下の5つの施策を実施しました。
 @ 主要幹線道路の遮断に伴う環状道路の整備及び中心市街地での歩行者ゾーンの導入
 A トランジットモールの導入による歩行者空間の拡大
 B LRTの導入をはじめとした公共交通の拡大
 C 280kmの自転車レーン設置による自転車利用の促進
 D 中心市街地の駐車スペースの削減と環状道路へのパーク・アンド・ライド施設の整備による駐車対策
 また,活発な広報キャンペーンや度重なる市民との協議会の開催などにより合意形成の仕組みが確立されたことが,大きな原動力となりました。
  しかし,これらの政策実現の背景に,交通権(国民の誰もが容易に,低コストで,快適に移動できる権利)の保障を自治体に義務づけ,公共交通促進を目的にした都市交通総合計画の策定を自治体に求めた国内交通基本法(LOTI)が存在し,また公共交通の発展を目的とした交通税※が導入されていたなど国・地方レベルでの支援がありました。
その結果,交通渋滞の緩和や環境負荷の低減だけではなく,歩行者でにぎわい,商店が多く立地されるなど,まちの活性化にも大きく寄与しました。

※ 交通税 従業員10人以上の事業所(自治体など公共部門を含む)の雇用主を対象に,従業員の給与総額に一定の税率をかけた額を課税・徴収する一種の目的税であり,建設費用のほか,運賃収入の不足を補てんするための運営費用の一部にも使われる。

従来(〜1992年) 現在(1999〜年)
図 ストラスブールにおけるLRTの導入によるまちの変化
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Q4 LRTを導入することにより,既存の公共交通はどうなりますか。
 LRTの導入により,並行する既存の公共交通はLRTに転換することから,利用者が減少し,既存事業者の経営に影響を及ぼすことが考えられます。
しかし,LRTの導入で公共交通ネットワークを充実させ,公共交通全体の利便性を向上させることにより,他の公共交通機関に対して,相乗効果を生むことも考えられ,既存の公共交通の利用者が増加する可能性もあります。
 このため,LRTの導入に際しては,バス網の再編も含めた市域全体における公共交通ネットワークの見直しの中で,公共交通それぞれの役割や分担を明確にするとともに,それらの結節点における乗継利便性に配慮した施設整備や,料金体系の整理など,都市づくりの視点に立った包括的な政策推進が必要です。
図 LRTとバスの乗継ぎ風景(ドイツ・フライブルグ)
※ ドイツのフライブルグでは,LRTは中心市街地と郊外を結ぶ基幹交通として,バスは郊外への支線交通としての機能が分担されている。LRTの終点駅には,ターミナルが設けられ,バスへの乗継ぎがしやすくなっている。
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Q5 LRTを導入しなくても,既存の公共交通を有効活用すれば良いのではないでしょうか。
 京都市の既存の公共交通としては,鉄道やバスがあり,都市交通の中心的な役割を担っています。しかし,公共交通の利用者の推移をみると,鉄道の利用は地下鉄の整備などにより増加しているものの,バスの利用は減少傾向にあり,昭和55年から平成12年にかけて,バス利用者は約1/2にまで減少しています(図−1参照)。これは,モータリゼーションへの対応のために道路整備を進めたものの,交通需要はそれを超える勢いで増え続け,道路混雑によるバスの遅れなどのサービス低下が生じ,更にバスの走行環境が悪化したことや,鉄道延伸に伴うバス路線再編などにより,バスから鉄道へ転換したためです。
 そのような状況の中,公共交通事業者の取組として,地下鉄等の鉄道整備,車両のバリアフリー化や情報提供,スルッとKANSAI等の導入や企画切符等の発行等を実施しているものの,公共交通の利用割合は昭和55年から平成12年にかけて横ばいとなっています(図−2参照)。
 京都市の主要な足となっているバスは,同じ停留所名でも複数に分かれて設置されています。これは,中心市街地やターミナルにあるバス停留所は多くの系統が集中し,乗降客数が大変多いことから,乗降にかかるバス停車時間を短縮し渋滞を緩和するとともに,バス待ち客と歩道の歩行者通行による混雑の危険性を避けるためです(例:四条河原町,9停留所,乗降客数約26千人/日,四条通のバス通行約1,500回/日)。しかし,それは市民や利用者からみて,利用しづらいものとなっているなど,乗換えの利便性向上等の課題を抱えています。
 今後,公共交通の利用者を増加させるためには,既存の鉄道網,バス路線網を基本として,それぞれの交通機関の機能と役割を踏まえながら,市民や来訪者にとって,利用しやすい公共交通ネットワークを整備する必要があります。
 そのためには,既存の公共交通を有効活用するとともに,それぞれの交通機関のメリットを合わせ持った新しい交通手段の検討が効果的と考えられ,その一つの方法として,バリアフリー性にすぐれ,環境にやさしい,バスと鉄道の中間的な機能を持ったLRTの導入の検討を進めています。
図−1 京都市における鉄道・バス利用の目的構成
図−2 京都市における代表交通手段の構成比の推移
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Q6 LRTが導入される場合,車線が減少するため,渋滞することが予想されますが,どのような対策が考えられますか?
 LRTの単独路線の整備では,京都市全体の自動車交通削減への寄与はわずかであり,一方LRTの導入と併せて自動車利用の抑制策を取らない場合には,LRT導入に伴う車線減少のため,LRT導入路線においては,渋滞の発生が予測されるとともに,周辺道路においても,導入路線からの自動車の流入による渋滞の発生が予想され,自動車の混雑の増大など,自動車交通に与える影響が予測されます。
 そのため,LRT導入に併せて,自動車利用を抑制するような総合的なTDM施策の推進を図る必要があると考えております。
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Q7 京都市では,どのような自動車利用の抑制策に取り組んでいますか。
 京都市では,高齢者や身体に障害のある人をはじめとするすべての人が安全で快適に歩き,移動できる,「歩くまち・京都」の実現を目指して,平成15年6月に,今後のTDM施策(交通需要管理施策)に取り組んでいくための指針となる「「歩くまち・京都」交通まちづくりプラン」(京都市TDM施策総合計画)を策定しました。
 このプランに基づき,京都市では,特定地域への流入抑制や分散化,自動車以外の交通手段への誘導策などの様々なTDM施策に順次取り組むこととしています。現在,嵐山地区や東山地区における秋の観光シーズンの混雑を解消するため,パーク・アンド・ライドの実施,シャトルバスの運行などの取組を行っています。
 今後は,中心市街地の交通環境を改善し,観光客や市民の皆様が,ゆったりとウインドウショッピングや界隈の散策などを楽しむことができ,また,定時性に優れた公共交通が行き交うような魅力あふれるまち実現のための方策を検討していきたいと考えています。
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Q8 京都市ではトランジットモール化に取り組まないのですか。
 トランジットモールとは,歩行者や公共交通のみが通行する道路のことを示します。海外では,トランジットモールの導入により,中心市街地への来訪者が増加し,にぎわいをもたらしている地域も見られます。
 京都市は,都心地域の交通環境を改善し,中心市街地を活性化させることによる「歩くまち・京都」の実現を目指しており,そのための取組を進める施策の一つとして,トランジットモールは,有力な選択肢であると考えています。
 今後は,中心市街地において,バスによるトランジットモールの社会実験の実施を目指しつつ,将来的にはLRTを想定したトランジットモールの導入の可能性についても検討が必要と考えています。
図 四条通の状況 図 トランジットモール
(オランダ・アムステルダム)
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Q9 なぜ,当面,検討を深めるルートとして小環状線と今出川線・出町柳ルートが選ばれたのですか。
 今出川線・出町柳ルートと小環状線の2ルートは,LRTの導入により,最も影響を受ける沿線住民の皆様や関係機関と積極的に意見交換等を行うためのモデル路線として選定しました。
 2ルートの選定理由は,以下のとおりです。
〈今出川線・出町柳ルート〉
京都市の東と西の観光地を結び,観光客の移動支援を図ることができる。
京福及び叡山電鉄との相互直通運転を前提としていることもあり,7ルートの中では,輸送密度及び採算性が高く,公共交通ネットワークの充実により,大きな効果をもたらす。
〈小環状線〉
中心市街地の限られたルートを走行するため,7ルートの中では,輸送密度及び採算性は低いが,トランジットモールや優先信号等のTDM施策との組合せることにより,自動車利用を抑制し,「歩くまち・京都」を実現するとともに,中心市街地の活性化を図ることができる。
図 モデル路線
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Q10 LRTが導入されることになれば,どのようなシステムになるのでしょうか?
 LRTは,従来の路面電車と異なり,ハード面においてユニバーサルデザインの導入や居住性の向上,車体の軽量化,加減速性能などの改善と,施設・車両・運行の各面から機能が向上しており,高速性・定時性及び快適性を向上させた交通システムとして位置づけられております。
 さらに,ソフト面で,TDM施策(例えば,トランジットモール化,パーク・アンド・ライドの推進,優先信号の設置など)と組み合わせることで,新たな都市システムとして機能する可能性があると考えております。
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Q11 LRTが今出川通に導入されることになった場合,京福電鉄や叡山電鉄との乗入れは検討されていますか?
 平成17年8月に発表しました「新しい公共交通システム調査報告書」では,今出川線を検討するに当たり,全便が京福・叡山電鉄と相互直通運転を行うことを前提としています。
 ただし,相互直通に伴う他事業者の車両買替費,ホーム改築費など,ハード面での整備が必要となり,財源の確保等が課題となります。
 具体的には,京福電鉄,叡山電鉄の乗り入れに伴う整備費として,約160億円と試算しています。
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Q12 LRTを導入する場合,国などからの補助はどのようなものがありますか。
 平成18年度のLRTを整備する場合の補助制度としては,LRTシステム整備費補助,路面電車走行空間改築事業,都市再生交通拠点整備事業があります。詳細は以下のとおりです。これらの補助は,施設整備に対するものであり,運営に対しての補助制度は,今後,検討していくことが必要です。
 海外事例も参考にしつつ,我が国にふさわしい運営への支援方策についての検討が必要です。
表 補助制度
補助制度 対象
事業者
補助対象 負担割合
地方
(京都市)
道路
管理者
(京都市)
軌道
事業者
@LRTシステム整備費補助 軌道
事業者
低床式車両その他LRTシステムの整備に不可欠な施設に対して補助 1/4 1/4 1/2
A路面電車走行空間改築事業 道路
管理者
路面電車の延伸・新設に係る走行路面などの道路改築,停留場の整備 1/2 1/2
B都市再生交通拠点整備事業 軌道
事業者
路面電車の停留場,架線柱,シェルター(駅前広場・公共通路などの公共施設整備と一体的に整備する場合)の整備 1/3 1/3 1/3
※軌道事業者:公営,第三セクター,民間
図 補助制度の概要
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Q13 LRTの導入時期はいつ頃となるのでしょうか。
 LRT導入の検討に当っては,報告書にもありますとおり,メリットがある反面デメリット(課題)もあり,また,課題についてもハードルの高さもそれぞれ異なっていることから,今後,広範かつ積極的な議論が必要であると考えております。
 本市では,導入を含めた今後の方向性については,市民の皆様との議論などを踏まえた上で決定していくべきものであると考えており,現段階で言及することは出来ないと考えております。
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Q14 今後,LRTの検討はどのように進められるのですか?
  LRTについては,平成15・16年度の2年にわたる調査結果を取りまとめ,昨年8月に「新しい公共交通システム調査報告書」を公表致しました。
 その中で,LRTは,京都市の交通問題を解決し,地域に活力をもたらす,1つの切り札になる可能性がある一方で,自動車交通に与える影響や採算性の確保など,多くの課題があるため,市民や各界の皆様と議論を尽くすことが最も重要であるとしております。
 そこで,市民的議論のスタートとして, 昨年11月に開催したシンポジウムに引き続き,今回,シンポジウム「今出川通の交通まちづくりとLRT」を開催し,350人を超える方に御参加いただきました。
 今後は,シンポジウムにおいて,パネリストからも御意見としてありましたように,モデル路線沿線の住民の皆様をはじめとする市民や事業者の皆様と導入に伴う効果や課題をお示ししながら,地域における意見交換会を開催していきたいと考えています。
 LRT導入時に近い状態を創出することで,課題の把握・検証等を行うための交通社会実験を,今年度,今出川沿線において実施することを検討しており,学識経験者,地元住民,交通事業者などからなる「協議会」を設置してまいります。
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