明治天皇御小休所本願寺旧大教校SI066 |
めいじてんのうごこやすみどころほんがんじきゅうだいきょうこう |
明治13(1880)年7月20日,京都府巡幸中の明治天皇は七条停車場(京都駅)から神戸へ向かったが,その前に本願寺(西本願寺)大教校で休憩した。本願寺大教校は現龍谷大学の前身で,前年に開校したばかりで,天皇は講堂(現龍谷大学本館)などを視察した。この石標は明治天皇が休憩した本願寺大教校を示すものである。 昭和12(1937)年7月に史蹟名勝天然紀念物保存法により史蹟に指定されたが,昭和23(1948)年6月に他の明治天皇関係史蹟(明治天皇聖蹟)とともに指定が解除された。京都市内で解除されたのは,明治天皇行幸所木戸邸(昭和8年指定),明治天皇妙法院行在所(昭和9年指定),明治天皇行幸所本願寺(昭和9年指定),明治天皇御小休所枳殻邸(昭和9年指定),明治天皇御小休所安楽寿院(昭和9年指定),明治天皇御小休所本願寺旧大教校(昭和12年指定)の6件である。 |
所在地 | 下京区大工町(龍谷大学正門前) |
位置座標 | 北緯34度59分23.4秒/東経135度45分02.3秒(世界測地系) |
建立年 | 1938年 |
建立者 | 西本願寺 |
寸 法 | 高190×幅25×奥行25cm |
碑 文 | |
[東] | |
明治天皇御小休所本願寺旧大教校 | |
[北] | |
昭和十三年十月建設 | |
[南] | |
【文字部分削除】 | |
調 査 | 2009年7月31日 |
備 考 | 南面には本来「史蹟名勝天然紀念物保存法ニ依リ昭和十二年七月三日文部大臣指定」と刻まれていた/『龍谷大学三百五十年史』通史編上巻(2000年龍谷大学刊)には「一時撤去,保管されていたものの,いまは旧に復している。」と記す(421頁)/「明治天皇聖蹟・御真影奉戴ニ関スル書類」(龍谷大学図書館蔵)によれば沢田石材店による建立費見積は145円 |
位置図 | |