明治天皇御小休所安楽寿院

HU020

めいじてんのうごこやすみどころあんらくじゅいん
石碑(0006815)石碑周辺(0006824)

 明治5(1872)年5月23日明治天皇は巡幸に出発。伊勢・大阪を経て入京。6月4日再度大阪に向かう途中,この地で休憩。中国・九州・四国を巡幸,7月10日海路神戸を発ち,12日横浜に到着し,還御。安楽寿院は,鳥羽上皇(1103〜56)の御願により鳥羽離宮東殿の地に創建された御堂。上皇はこの地に没し,寺内に陵墓がある。現安楽寿院は,鳥羽天皇陵の東,近衛天皇陵の北に位置し,かつての安楽寿院六子院の一つ前松院が,慶長年間(1596〜1615)に再興されたもの。この石標は明治天皇が休憩した安楽寿院を示すものである。昭和9(1934)年11月に史蹟名勝天然紀念物保存法により史蹟に指定されたが,昭和23(1948)年6月に他の明治天皇関係史蹟(明治天皇聖蹟)とともに指定が解除された。京都市内で解除されたのは,明治天皇行幸所木戸邸(昭和8年指定)明治天皇妙法院行在所(昭和9年指定),明治天皇行幸所本願寺(昭和9年指定),明治天皇御小休所本願寺旧大教校(昭和12年指定)明治天皇御小休所枳殻邸(昭和9年指定),明治天皇御小休所安楽寿院(昭和9年指定)の6件である。

所在地伏見区竹田中内畑町(安楽寿院内)
位置座標北緯34度57分08.1秒/東経135度45分16.6秒(世界測地系)
建立年1935年
建立者
寸 法高192×幅31×奥行32cm
碑 文
[南]
史蹟明治天皇御小休所安楽寿院
[西]
史蹟名勝天然紀念物保存法ニ依リ
昭和九年十一月文部大臣指定
[北]
昭和十年七月建設
調 査2002年2月13日
備 考

位置図
位置図

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