明治天皇御小休所枳殻邸

SI056

めいじてんのうごこやすみどころきこくてい
石碑(0027608)石碑周辺(0027609)

 明治元(1868)年3月21日明治天皇は大阪行幸に出発。その途上(3月21日)および還幸時(閏4月8日)に枳殻邸で休憩した。これを最初として明治天皇は計4回にわたって枳殻邸に立ち寄った。枳殻邸は東本願寺の別邸。明暦3(1657)完成。正しくは渉成園というが,園内と周囲に植えられた枳殻(からたち)にちなみ枳殻邸と呼ばれた。
 この石標は明治天皇が休憩した枳殻邸を示すものである。昭和9(1934)年11月に史蹟名勝天然紀念物保存法により史蹟に指定されたが,昭和23(1948)年6月に他の明治天皇関係史蹟(明治天皇聖蹟)とともに指定が解除された。京都市内で解除されたのは,明治天皇行幸所木戸邸(昭和8年指定)明治天皇妙法院行在所(昭和9年指定),明治天皇行幸所本願寺(昭和9年指定),明治天皇御小休所本願寺旧大教校(昭和12年指定),明治天皇御小休所枳殻邸(昭和9年指定),明治天皇御小休所安楽寿院(昭和9年指定)の6件である。

所在地下京区下珠数屋町通間之町東入(渉成園内)
位置座標北緯34度59分27.1秒/東経135度45分46.4秒(世界測地系)
建立年1937年
建立者
寸 法高200×幅30×奥行30cm
碑 文
[東]
明治天皇御小休所枳殻邸
[南]
史蹟名勝天然紀念物保存法ニ依リ史蹟
トシテ昭和九年十一月 文部大臣指定
[西]
昭和十二年三月建設
調 査2005年4月25日
備 考旧データでは明治5年6月4日御小休の例を挙げたが明治元年の大阪行幸時を最初とすべきである

上へ

[HOME]