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はじめに
バリアフリー化推進に係る基本理念と基本方針
重点整備地区の設定
特定経路・準特定経路の設定
重点整備地区におけるバリアフリー化推進の流れ
バリアフリー化事業計画の概要
バリアフリー化事業の推進体制
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山科地区 交通バリアフリー 移動円滑化基本構想
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重点整備地区の設定
●重点整備地区とは
 「高齢者,身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律」(いわゆる「交通バリアフリー法」)では,駅を中心として重点的・一体的にバリアフリー化を図るべき地区を「重点整備地区」に定めることと規定しており,その要件の1つとして,「駅との間の移動が通常徒歩で行われ,かつ相当数の高齢者,身体障害者等が日常生活又は社会生活において利用すると認められる官公庁施設,福祉施設その他の施設の所在地を含む地区であること。」と規定しています。

●重点整備地区の設定
上記を踏まえ,重点整備地区の区域を以下のように設定しました。
1. 山科駅を利用する高齢者や身体に障害のある人などが,山科駅から目的地まで,安全・円滑に徒歩で移動でるような交通環境を整備することを主眼としました。
2. 山科駅で電車を降りて徒歩で行くのが一般的であると考えられる山科駅周辺の施設のうち,多数の高齢者や身体に障害のある人などが日常生活や社会生活において利用すると考えられる施設を抽出しました。
3. 2.の施設のうち,高齢者や身体に障害のある人にとって,特に重要な施設である山科総合福祉会館と山科合同福祉センター,そして,身体に障害のある人がより広範囲の地域から日々通学する京都薬科大学を最重要施設と捉え,重点整備地区の区域は山科駅と,これらの施設とを結ぶ経路を含む区域としました。
4. 具体的な区域の線引きに当っては,山科駅に隣接する地下鉄東野駅,御陵駅及び京阪四宮駅の位置を勘案し,また,山科駅周辺の居住環境整備の観点なども踏まえ,山科駅を中心として一体的にバリアフリー化を推進すべき区域として総合的に判断しました。

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バリアフリー化事業計画図
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