禁門変長州藩殉難者塔

KA056

きんもんのへんちょうしゅうはんじゅんなんしゃのとう
石碑(0005432)石碑周辺(0005436)

 元治元(1864)年7月19日禁門の変において鷹司邸附近で,会津・薩摩藩などと戦って破れた長州藩士の戦死者約200余名のうち,湯川庄蔵,有川常槌ら20数名がこの地に葬られた。この石標はその墓所を示すものである。

所在地上京区相国寺門前町(相国寺総墓地内)
位置座標北緯35度01分58.4秒/東経135度45分38.2秒(世界測地系)
建立年1907年
建立者
寸 法(塔)高68×幅31×奥行31cm/(副碑)113×111×21cm
碑 文
[南]
長藩士戦亡霊塔
[東]
維時元治元甲子初秋十九日
[副碑東]
相国寺境内長藩士戦亡霊塔碑
元治甲子之変薩藩士與長藩士
戦於   皇城蛤門獲首二十餘級
乃葬於此建塔標之然経年所之
久世人知者太尠明治三十九年
山口県人桂半助偶見此塔報之
毛利公邸公聞之派人攷覈事実
或曰葬首二十一級或曰葬二十
九級而其姓名亦未得詳之葢湯
川庄蔵有川常槌等在其中也公
命修塔域寄祭資当寺永祈冥福
野衲勤記事由以*後人
   明治四十年九月
               現相国寺東嶽誌
碑文の大意ここをクリック
調 査2002年2月5日
備 考塔に隣接し副碑があり,建立年は副碑から採った/碑文は長州人首塚碑(KI010)とほぼ同文


碑文中「*」字


位置図
位置図

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