淀小橋旧趾

HU076

よどこばしきゅうし
石碑(0029063)石碑周辺(0029065)

 淀小橋は宇治川に架けられた橋で,紀伊郡納所村と城下町淀を結んだ。京都・伏見と大坂を結ぶ街道のかなめにあった重要な橋である。淀小橋は淀川改良工事(明治30〜同44年施工)の一環として明治36年に宇治川が付け替えられると,その流路からはずれ撤去された。この石標は淀小橋の跡を示すものであるが,最初に建立された地から移設されているので現在地を指すわけではない。

所在地伏見区淀本町(淀城跡公園内)
位置座標北緯34度54分18.0秒/東経135度43分05.0秒(世界測地系)
建立年1928年
建立者三宅安兵衛遺志
寸 法高183×幅32×奥行29cm(東面を正面とする)
碑 文
[北]
淀小橋旧趾 従西南大阪至
[東]
右従北         富ノ森■丁         東寺二里半
京都街道      横大路■十丁      七条ステン所三里
                  下鳥羽■里         北野神社四里
                  上鳥羽一里半      桂三里半
[西]
昭和三年秋   京都三宅安兵衛依遺志建之
[南]
                  中書島一里                  木幡二里半
左従東         伏見桃山御陵一里半      醍醐二里半
伏見街道      稲荷神社二里半            山科三里半
調 査2012年3月28日
備 考この碑は最初納所村に建立されたが劣化して1990年に新しい碑に立て替えられ原碑は淀城跡公園内に保管された/原碑は2006年ごろ與杼神社参道に再建された/その後2011年ごろ原碑は現在地に移設された/現在西から唐人雁木旧趾(HU050)・本碑・淀城故址(HU114)の三基の碑が並んでいる

位置図
位置図

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