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各国子育て事情

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オーストラリア国旗お話を聞いた人:女性 40代(シドニー出身 在日19年 子ども2人)

オーストラリアでは、子どもが楽しく安全に遊べるようにすることを大事にします。事故を起こさないよう、コンセントに安全カバーをしたり、窓やドアにロックをしたりします。親の目が届くところで遊ばせるのは言うまでもありません。 10歳くらいになって自分で判断できるようになるまでは決して一人で外に出しません。友達と遊ぶ時や、誕生会に招かれた時も、親が送り迎えします。

創造力が伸ばせるように、おもちゃは与えすぎないようにします。色鉛筆などで絵を描かせたり、想像力を使って遊べるよう、粘土や箱等を与えます。 また、裏庭などに砂場やトランポリン、バスケットゴールなどを作り、子どもを外で遊ばせる事も大事です。
一番大事なのは「愛しているよ」といったり、キスしたり抱きしめたりしてたくさんの愛情を注ぐ事です。

私は、子どもたちが自分に自信を持ち、他人を大切にできるように育てています。音楽や読書を楽しんで、何かを感じとってほしいです。子どもたちの言うことに耳を傾け、誠実に接するようにしているので、彼らがしたい事や、将来の事、悩み事、何でも話してくれます。
子どもがしてはいけないことをしたときは、まず、時間をおくようにします。帰ってきていいというまで、階段などにしばらく一人で座らせ、なぜ自分が悪いかどうしてそれが悪かったかを冷静に考えさせます。ただし、どんなことをしても子どもたちを愛しているということは必ず忘れずに言ってやります。

コアラのイラスト私は両親に、行儀よく、知ってる人に会ったら必ず挨拶をするように育てられました。親に黙って出かけたりしないように、海水浴、バーベキュー、ブッシュウォーキングなどアウトドアを楽しむよう、また勉強や音楽、ダンスなど何でも一所懸命やるように言われていました。ですから宿題や心配事から開放される6週間の夏休みは1番の楽しみでしたね。

日本では、学校に上がるまで母親との関係がかなり深いですね。そして何世代かで同居している場合は、おじいちゃん、おばあちゃんに子どもをみてもらえたり、お互いに交流できることが素敵だと思います。
子どもが近所で自由に遊ぶことができるのも良いと思います(ただし、小さい子が交通量の多い道路に一人で出たり、お母さんが小さな子を家に一人にして出かけたり、小さな子どもだけで狭い路地を自転車で飛ばしていたり、と親の認識を疑う部分もありますが・・・)
そして、子どもに対して忍耐強く、騒いだり行儀悪くしても周りの人はたいてい何も言わないですね。

悪いと思う点は、子どもとコミュニケーションする時間が少ない事。放課後にどこでだれと遊んでいるか知らず、帰宅時間も確認しない、無関心なように感じます。 そして、しょっちゅう子どもに「ダメ」と言いますね。褒めることより文句を言うことの方が多いように思います。
そして、しつけがきちんとできていないように思います。特に学校に入る前は、好きなときに好きなことをして、人生とはこういうものと思うようになるのではないでしょうか?
子どもが 小学校くらいになるとスキンシップもなくなり、勉強ばかりになる傾向もありますね。 宿題に追われ、塾に行くことを強要され、日本の子どもは満足な睡眠時間をとれないのではないでしょうか?

私の一番の望みは、子どもたちが幸せになってくれること。そのために、悲しいときも楽しいときも親と分かち合わなければならないと思います。そこにある程度のルールは必要で、勉強も大切だけどやりすぎないこと、休憩も大事です。日本ではスポーツも部活動などでやりすぎの傾向があるように思います。
本を読んだり、ピクニックに行ったり、川で遊んだり、星の下で眠ったり、丘をすべりおりたり、お花のリースを作ったり、ケーキを味わったり、紙飛行機を思いっきり飛ばしたりして楽しむ時間も必要なのです。

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