本邦最初鉄筋混凝土橋

YA029

ほんぽうさいしょてっきんこんくりーときょう
石碑(0007222)石碑周辺(0007224)

 大津市三保ヶ崎の琵琶湖取水口から山科・蹴上を経て京都市内に至る琵琶湖第一疏水のうち,第三墜道の東口に架けられた,日本最初の鉄筋コンクリートで造られた橋。明治36(1903)年7月に竣工した。この石標はその橋を示すものである。なお碑文中「米蘭式」と記すのは「メラン式」というコンクリート工法の一種で,田辺朔郎が日本に紹介した。

所在地山科区日ノ岡堤谷町(疏水墜道前)
位置座標北緯35度00分00.8秒/東経135度47分54.5秒(世界測地系)
建立年(1932年カ)
建立者
寸 法高216×幅85×奥行14cm
碑 文
[南]
本邦最初鉄筋混凝土橋
[北]
明治三十六年七月   竣工
米蘭式鉄筋混凝土橋桁
工学博士田辺朔郎書之
調 査2002年2月20日
備 考日本最初の鉄筋コンクリート橋(YA021)と疏水をはさみ向きあう/碑の建立年は『琵琶湖疏水の100年〈資料編〉』(1990年京都市水道局刊)の年表による

位置図
位置図

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