徳富蘇峰先生勉学処

SA158

とくとみそほうせんせいべんがくのところ
石碑(0029272)石碑周辺(0029273)

 徳富蘇峰(1863〜1957)は明治・大正・昭和を代表するジャーナリスト。熊本県出身で本名は猪一郎。作家徳富蘆花は実弟。明治11(1878)年から13年にかけて同志社英学校に在学したが,退学して東京へ上った。この石標は蘇峰が同志社在学時に下宿していた水車小屋の跡を示すものである。昭和51(1976)年11月8日付京都新聞によれば,この石標は現在地の約50メートル北にあった下宿跡に建立されたが,昭和51年11月に現在地に移設された。碑文撰者の金子正道は京都帝国大学附属図書館司書。

所在地左京区田中西樋ノ口町(田中神社内)
位置座標北緯35度02分05.9秒/東経135度46分55.2秒(世界測地系)
建立年1936年
建立者
寸 法高158×幅21×奥行21cm
碑 文
[南]
徳富蘇峯先生勉学之処
[西]
先生同志社在学之頃(自明治十一年至十三年)與同志寄寓此処水車牧氏楼上【以上一行/( )内小字双行】
営自炊生活積切磋琢磨之功築他日大成之礎余多年親炙于先生
受眷遇矣大正八年夏入洛偶然余亦卜居此処在住実及十有七年
[北]
之久真可謂奇遇乎近年因叡山電車敷設與土地区劃整理今也雖
至不留旧態余毎通過此処感愛著深焉頃日先生之郷人而余之親
交柔道教士福島清三郎氏於此処建義芳館道場養成国士亦可謂
[東]
奇縁也
                               金子正道誌
昭和十一年初秋          林栄三郎書
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調 査2003年11月4日
備 考

位置図
位置図

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