堀河院跡

NA180

ほりかわいんあと
石碑 石碑周辺

   平安京左京三条二坊九町から十町にかけてあった藤原基経(836〜891)邸を堀河院(堀川殿)といい、関白藤原兼通(925〜977)によって改修され、円融天皇(959〜91)の時初めての里内裏となった。以後、白河天皇(1053〜1129)・堀河天皇(1079〜1107)の里内裏となった。とりわけ堀河はこの邸宅を愛用し、ここで成長、受禅、崩御した。平安京における名邸の一つとして知られたが、保安元年(1120)に焼失した後、廃絶。この石標は堀河院の跡を示すものである。

所在地中京区御池通堀川東入北側(堀川音楽高校御池門前)
位置座標北緯35度0分40.4秒/東経135度45分10.2秒(世界測地系)
建立年2023年
建立者公益財団法人古代学協会
寸 法高105.5×幅15.0×奥行15.0cm
碑 文
[南]
堀河院跡
[北]
令和五年八月吉日
公益財団法人古代学協会建之
調 査2024年4月11日
備 考本石碑とは別に、堀河天皇里内裏跡(NA071)があるが、2023年の確認では所在不明。


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