平安宮造酒司倉庫跡

NA147

へいあんきゅうみきのつかさそうこあと
石碑()石碑周辺()

 造酒司は宮内省に所属した官衙で,酒・酢などを製造して儀式・饗宴に供した。平安宮(大内裏)内のこの地に所在したとされ,1町(約120メートル)四方の範囲を占めていた。昭和52(1977)年から発掘調査がなされ,多くの遺構・遺物が見つかった。特に昭和53年には,高床式倉庫と想定される平安時代前期の建物跡が見つかり,石碑の東側床面にその柱跡の位置が示されている。この倉庫は,材料となる米または製造された酒などを保管するためのものと考えられている。この石標は,平安宮造酒司の倉庫跡を示すものである。

所在地中京区丸太町通七本松西入北側(京都アスニー内)
位置座標北緯35度01分08.3秒/東経135度44分17.4秒(世界測地系)
建立年
建立者
寸 法高19×幅46×奥行46cm
碑 文
[東上]
平安宮
造酒司
   倉庫跡
昭和52年発掘
調 査2006年10月20日
備 考平安宮造酒司倉庫跡(NA146)施薬院協会跡(NA148)と並び立つ

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