和魂漢才碑KA139 |
わこんかんさいのひ |
この碑は『菅家遺誡』から「和魂漢才」の語を含む二か条を記したものである。『菅家遺誡』は菅原道真の作といわれてきたが,現在は後世の偽作だとされている。「和魂漢才」の語は幕末から明治にかけて流行語となり,国学者のスローガンになった。碑文を揮毫したのは菅原家の後裔である東坊城聰長。北野天満宮には本殿東側にも嘉永元年に建てられた和魂漢才碑がある。同様の碑は全国に建立され,太宰府天満宮(安政5年建)や大阪天満宮(嘉永5年建)の碑が著名である。 |
所在地 | 上京区馬喰町(北野天満宮内) |
位置座標 | 北緯35度01分55.2秒/東経135度44分04.3秒(世界測地系) |
建立年 | 1908年 |
建立者 | |
寸 法 | 高255×幅120×奥行38cm |
碑 文 | |
[南] | |
凡神国一世無窮之玄妙者不可敢而窺知雖学漢 | |
土三代周孔之聖経革命之国風深可加思慮也 | |
凡国学所要雖欲論渉古今究天人其自非和魂漢 | |
才不能*其#奥矣 | |
御遺誡 明治四十一年五月 応■君之■ 北野神社社司正六位■見資胤謹書」 | |
碑文の大意 | ここをクリック |
調 査 | 2008年3月22日 |
備 考 |
碑文中「*」字 |
碑文中「#」字 |
位置図 | |