唐人雁木旧趾HU033 |
とうじんがんぎきゅうし |
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「唐人」とは江戸時代将軍の代替わりや慶事に際して,朝鮮王から祝賀のため派遣された朝鮮通信使をさす。「雁木」とは船着場の階段の意。通信使は,対馬から瀬戸内海を経て大坂へ着き,大坂から川船に乗りかえ淀川をのぼり,淀城下で上陸し,休憩または宿泊後,京都へ出発し,さらに東海道を江戸へ向かった。上陸地点がすなわち唐人雁木であるが,延享5(1748)年の通信使到着を描いた絵図(淀渡辺家文書)では,仮設の舞台のような船着場が作られていて,本来の意味の雁木を使ったわけではなさそうである。この石標は唐人雁木の跡を示すものである。 |
所在地 | 伏見区納所町 |
位置座標 | 北緯34度54分27.6秒/東経135度43分05.9秒(世界測地系) |
建立年 | 1990年(原碑1928年) |
建立者 | 京都淀ライオンズクラブ |
寸 法 | 高123×幅20×奥行20cm |
碑 文 | |
[東] | |
唐人雁木旧趾 | |
[西] | |
昭和二【ママ】年春 | |
再建 京都三宅安兵衛遺志建之 | |
[南] | |
平成二年 結成十五周年記念 | |
京都淀ライオンズクラブ建之 | |
調 査 | 2002年2月21日 |
備 考 | 三宅安兵衛石標の復元/原碑(HU050)あり/この地に立っていた時の原碑の写真(1987年撮影)はここ |
位置図 | |
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