児童館32館の指定管理者が選定されるが,いずれも継続の団体である。うち7館の児童館で本市の1外郭団体,また22館が,本市との関連が深い1団体が選定される。そもそも指定管理者制度の目的は,民間にできることは,民間にゆだねることによって,市民サービスの向上と経費の節減を図ることであるが,依然として,今回の指定管理者に選定された団体は,本市外郭団体等が大半を占めている。確かに実績や専門性を重視しての選定であるが,新しく応募されたのはわずかであり,新規参入ができる状況には至っていない。
よって今後とも指定管理者を指定するに当たっては,新規参入を促進する立場から,外郭団体等の役員構成の在り方,応募要件など,公募における指定管理者の基準を明確にし,改めて総括し指定管理者制度の目的に沿った方策を講じること。
また,指定管理者選定委員については,公平性,透明性を確保するため,引き続き民間委員を積極的に増員するなどの措置を講ずること。
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