■ 定例会・臨時会の結果 − 平成16年第3回定例会 【採択請願】 |
産業廃棄物施設の建設許可に係る要請[受理番号233・234]
(16年9月13日採択)
(要旨)
株式会社岩井商店の産業廃棄物施設の建設が,百々東第一町内会内で計画されているが,近年,環境問題が大きく取りざたされる中,産業廃棄物処理に対する住民の関心も高く,処理事業による粉じん,騒音,振動,臭気,土壌汚染,地下水汚染などの被害の可能性を大変懸念している。
今回の建設計画に関し,事業者より第一町内会に対し説明会が行われたが,多数の住宅が周辺に密集する当町内で産業廃棄物処理にかかわる事業が行われることについて,私たち町内住民に不安が広がっている。
よって,今回の計画である産業廃棄物収集分別作業及びそれに準ずるものの建設(保管積替えを含む)については,当町内会住民の本意を酌み取り,京都市においては,町内会住民の納得が得られるまで建設の許可をしないよう強く願う。
産業廃棄物施設の建設許可に係る申請[受理番号235・236]
(16年9月13日採択)
(要旨)
株式会社岩井商店が,山科区西野山百々町222番地において計画している産業廃棄物施設(収集・分別作業所及び保管積替え)の建設場所については,住宅密集地に隣接し,北側道路は百々小学校並びに山科中学校の通学路であり,そして西側の大石街道は百々小学校の通学路で,バスも含め通行車両の多い道路となっている。
用途上,準工業地での建設は合法であるとはいえ,多数の住民の生活の場である住宅密集地に,産業廃棄物施設を建設することは,到底理解できない。
現に,株式会社岩井商店が同じ百々学区内において収集車の保管場所としている山手の方の土地においてすら,臭気,騒音,振動及び深夜の使用状況について,苦情が絶えない現状である。
今回の建設計画により,子供たちの安全も心配されるとともに,粉じん,騒音,振動,臭気,土壌汚染,地下水汚染などを被る可能性など,生活環境の低下が非常に懸念される。
今回の計画である産業廃棄物収集・分別作業所及びそれに準ずるものの建設(保管積替えを含む)について,近隣並びに隣接住民との十分な話合いがなされ,合意が得られるまで建設許可を出さないよう強く願う。
洛西ニュータウン竹の里地域の景観の維持継続[受理番号243]
(16年9月13日採択)
(要旨)
洛西ニュータウン西竹の里町2丁目2番の京都歯科医療センター跡に7階建てマンションが建設されているが,周辺住民からの審査請求に対して2004(平成16)年3月17日に京都市建築審査会により裁決書が出され,その中で付言により次のとおり行政に対し要請された。
「本件敷地が存在する洛西ニュータウンは,京都市が郊外において計画的な土地利用による良好な『町』の創造を目指して,新住宅市街地開発法により整備した名実ともにニュータウンであった。そして,当初の目標とした市街地の姿を定着させるため,10年間は買戻特約を付した売買契約が義務付けられていた。しかし,10年が経過した後は,土地所有者により任意に処分をすることができるのであるから,ニュータウンの当初の構想を維持継続させるためには,しかるべき時期に,各地域の特性に応じた都市計画的手法を含む適切な対策を講じておくべきであったと悔やまれる。今後も,本件と同様の問題が発生することも考えられるので,行政当局において,速やかに有効な施策が検討され実施されるよう強く望むものである。」
このような付言がなされたことにかんがみ,市議会は行政当局が,緑豊かな洛西ニュータウン竹の里地域の住環境と景観の維持,存続を図るため,以下の措置を講じるなど,住民や土地所有者等と協議し,有効な施策を早急に行うよう指示採択されることを願う。
1 | 竹の里地域の容積率と高さ制限の強化(300パーセントから150パーセント,20メートルから15メートルへの引下げなど)について取り組むこと。 |
2 | 竹の里地域の景観を守るため,京都市市街地景観整備条例に基づく必要な措置及び指導の強化等に取り組むこと。 |
3 | 洛西ニュータウンの今後のまちづくりの在り方を住民と有識者で協議し,行政に提言する協議機関を設置すること。 |
洛西ニュータウン竹の里地域の景観の維持継続[受理番号244]
(16年9月13日採択)
(要旨)
洛西ニュータウン西竹の里町2丁目2番の京都歯科医療センター跡に7階建てマンションが建設されているが,周辺住民からの審査請求に対して2004(平成16)年3月17日に京都市建築審査会により裁決書が出され,その中で付言により次のとおり行政に対し要請された。
「本件敷地が存在する洛西ニュータウンは,京都市が郊外において計画的な土地利用による良好な『町』の創造を目指して,新住宅市街地開発法により整備した名実ともにニュータウンであった。そして,当初の目標とした市街地の姿を定着させるため,10年間は買戻特約を付した売買契約が義務付けられていた。しかし,10年が経過した後は,土地所有者により任意に処分をすることができるのであるから,ニュータウンの当初の構想を維持継続させるためには,しかるべき時期に,各地域の特性に応じた都市計画的手法を含む適切な対策を講じておくべきであったと悔やまれる。今後も,本件と同様の問題が発生することも考えられるので,行政当局において,速やかに有効な施策が検討され実施されるよう強く望むものである。」
このような付言がなされたことにかんがみ,市議会は行政当局が,緑豊かな洛西ニュータウン竹の里地域の住環境と景観の維持,存続を図るため,以下の措置を講じるなど,住民や土地所有者等と協議し,有効な施策を早急に行うよう指示採択されることを願う。
1 | 竹の里地域の容積率と高さ制限の強化(300パーセントから150パーセント,20メートルから15メートルへの引下げなど)について取り組むこと。 |
2 | 竹の里地域の景観を守るため,京都市市街地景観整備条例に基づく必要な措置及び指導の強化等に取り組むこと。 |
3 | 洛西ニュータウンの今後のまちづくりの在り方を住民と有識者で協議し,行政に提言する協議機関を設置すること。 |
(16年10月8日採択)
(要旨)
JR東海道線と,京都市街地東側を南北に通る東大路通と交差する付近に,新駅設置を要望する声が,50年ほど前に地元住民をはじめ,周囲の学校関係者,神社・仏閣関係者等から上がっていた経緯がある。また,近年,東山区基本計画に「JR東大路(仮称)駅構想の検討」が位置付けられた。そして,先人たちが成し得なかった夢を,昨今の新駅設置機運の高まりを受け,多くの賛同を得て,事業者であるJR当局に16,000名余りの署名簿の提出に至った。
現在,京都市では,京都市域におけるLRT(次世代路面電車)計画やパークアンドライド計画等を含めた広域交通体系構想の中での,東山の交通体系がどうあるべきかを主眼に,東山交通社会実験が行われようとしている。
東山区域には神社・仏閣をはじめ,清水焼等の伝統産業・芸術等文化遺産が数多く存在し,それらを訪れる国内外からの観光客への便宜性,京都女子大学,市立日吉ヶ丘高校,大谷中・高等学校への通学や,日本赤十字病院,専売病院等への通院並びに地域住民等の便宜性等を考慮すれば,この付近に新駅を設置することは,交通渋滞問題を解決し,かつ,地域経済の発展・活性化を促す有効性の高い事業である。
ついては,地元住民の長年の願いであるJR東大路(仮称)駅構想を早期に検討するよう願う。
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