中小企業支援対策の充実を求める意見書

　（13.12.18提出）

　国内における牛海綿状脳症の発生，青木建設及びマイカルの経営破たんなど，こうした厳しい状況の中で懸命に経営努力を重ねる意欲ある中小企業までもが経営の危機に追い込まれている。経営基盤のぜい弱な中小企業は，企業の存亡を懸けた極限の経営を強いられている。
　地域活力の維持，増進こそが経営構造改革を支えるための必須条件であり，そのためにも地域経済を支える中小企業の育成，支援が緊急の課題である。
　よって国におかれては，下記の対策を講じるよう要望する。

　以上，地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

（提出先）
　衆議院議長，参議院議長，内閣総理大臣，金融担当大臣，総務大臣，財務大臣，経済産業大臣，国土交通大臣

　
だれもが安心して良い医療を受けられるための意見書

　（13.12.18提出）

　我が国の国民皆保険制度は，世界各国から高い評価を受けているものであるが，財政的には破たんの危機にひんしていることも事実である。
　現在，今年9月に発表された厚生労働省の医療制度改革試案を基に，高齢者の自己負担増，健保8割給付の7割への引下げ，　医療提供体制や情報公開の在り方，診療報酬体系の見直しなどが論議されているところである。この中において，関係団体等からは「当面の財政収支の修復にすぎない」，「我が国の制度をどうするのかが明らかではない」などの批判が相次いでおり，改革においては，国民に負担を押し付けるものだけであっては決してならない。
　よって国におかれては，「すべての国民が健康で文化的な生活を営むことができる」ことを原点とし，持続可能な制度確立のため，財政的課題，患者負担の在り方，医療保険制度間における負担の格差是正，診療報酬の適正化などを考慮し，国民の期待に沿った改革を推進するよう，下記の事項について強く要望する。

　以上，地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

（提出先）
　衆議院議長，参議院議長，内閣総理大臣，総務大臣，厚生労働大臣

　
女性の年金制度の改善を求める意見書

　（13.12.18提出）

　少子高齢社会の到来は，年金・医療・福祉等のすべての社会保障制度について全面的な改革を迫っている。社会保障の支え手である現役労働者が減少していく一方で，受益者である高齢者が急速に増大しており，社会保障制度とりわけ女性に関する年金制度の改革は避けて通れない。昨年の3月に年金制度改正が行われたが，女性に関する年金制度の改革はまだまだ不十分であった。
　現行の年金制度は，専業主婦世帯をモデルにしたものであり，多様化したライフスタイルの中ではそぐわなくなってきている。
　現在，政府において「女性と年金検討会」を設置し全般的な検討が行われているが，特に�@専業主婦の保険料が免除されている第3号被保険者の問題�A専業主婦が離婚し単身世帯になると夫の報酬比例年金は受けることができず基礎年金のみとなってしまう問題�B遺族年金においては，専業主婦に比べ働く女性に不利な仕組みになっている問題等，様々な問題が指摘されている。
　よって国におかれては，こうした問題に対し，広範な国民の意見を聴きつつ女性の自立した生活と人権が確立されるよう年金制度の改革を図るべきである。

　以上，地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

（提出先）
　衆議院議長，参議院議長，内閣総理大臣，男女共同参画担当大臣，総務大臣，厚生労働大臣

　
敬宮愛子内親王殿下の御誕生にあたり慶賀の意を表する決議

　（13.12.18決議）

　このたびの敬宮愛子内親王殿下の御誕生を祝し，本市会として慶賀の意を表するため次のとおり賀詞を奉呈する。

　このたびの皇孫敬宮愛子内親王殿下の御誕生は，国民のひとしく慶びとするところであります。
　ここに京都市会は，京都市民とともに，謹んで慶祝の意を表します。

　皇太子殿下に奉呈する賀詞

　このたびの敬宮愛子内親王殿下の御誕生は，国民のひとしく慶びとするところであります。
　皇太子殿下，同妃殿下の御健勝と内親王殿下のお健やかなる御成長を心から御祈念申し上げます。
　ここに京都市会は，京都市民とともに，謹んで慶祝の意を表します。