聚楽第南外濠跡

KA134

じゅらくだいみなみそとぼりあと
石碑(0027628)石碑周辺(0027629)

 聚楽第は,天正14(1586)年豊臣秀吉(1536〜98)が大内裏旧跡の内野に構築した邸宅で,翌年完成した。北は元誓願寺通,東は堀川通,南は下立売通,西は千本通を外郭とし,内郭には本丸を中心に北ノ丸,南二ノ丸,西ノ丸の曲輪が築かれたと推定されている。文禄4(1595)年,秀吉は豊臣秀次(1568〜95)を謀反の疑いで自害に追いやり,秀次の居所となっていた聚楽第も破却した。この石標は聚楽第の南濠の跡を示すものである。
 なおこの石標はKA125平安宮一本御書所跡KA126平安宮内裏綾綺殿跡KA127平安宮内裏弘徽殿跡KA133平安宮内承香殿跡KA135平安宮内裏宜陽殿跡KA136平安宮内裏昭陽舎跡KA141平安宮大蔵省跡NA154平安宮西限藻壁門跡GA007山崎院跡GA011寺戸大塚古墳とともに,平成18年から20年にかけて全京都建設協同組合創立五十周年記念事業として建立された11基の石標のひとつである。

所在地上京区浄福寺通出水下る東入南側(松林寺前)
位置座標北緯35度01分15.2秒/東経135度44分45.3秒(世界測地系)
建立年2007年
建立者全京都建設協同組合
寸 法高125×幅20×奥行20cm
碑 文
[北]
此付近 聚楽第南外濠跡
[東]
        永井修治 石山孝史 藤井信次
寄贈
        橋爪均 小林守男 近藤暢造
[南]
全京都建設協同組合
創立五十周年記念
[西]
平成十九年五月建立
調 査2007年6月7日
備 考

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