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 定例会・臨時会の結果  平成17年第1回定例会 【採択請願】

JR山陰本線高架線列車騒音等の指導[受理番号287]

(17年3月18日採択)

(要旨)
 昭和51年(1976年)3月に,旧国鉄により高架化された西日本旅客鉄道株式会社の山陰本線京都駅−丹波口駅間(七条通から五条通まで)については,高架化された当時は通過列車の本数も少なく,また二条駅−京都駅間の上り特急列車等の平均速度も遅かったため,沿線住民に対する騒音,振動等による被害や影響は比較的軽微であった。
 平成2年(1990年)3月に,山陰本線京都駅−園部駅間の電化が完成するとともに,急激に列車の本数の増加とスピードアップが図られた。
 平成16年(2004年)11月1日現在で,昭和51年当時と比較してみると,列車本数が2.16倍の1日188本に,上り通過列車の平均速度も50パーセント増の毎時63キロメートルと高速化されており,このため騒音は列車騒音レベル最大値87.1デシベル,同等価騒音レベル67.1デシベルに達し,振動も最大値63.2デシベルを計測している。
 こうした騒音,振動公害は,沿線住民生活や各種の環境に重大な悪影響を及ぼし,健康で文化的な生活や観光都市京都の静ひつな情緒を破壊している状況にあるといえる。
 よって,市において,西日本旅客鉄道株式会社に対し,同社の山陰本線京都駅−丹波口駅間の高架線通過列車によって生じる騒音,振動等が,沿線住民に対する明らかな公害であることを認め,直ちに防音,防振等の救済,改善措置を採るよう,厳しく指導することを求める。


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