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東福寺地区バリアフリー移動等円滑化基本構想(素案)に対する市民意見の概要

1.市民意見募集の実施
(1)実施期間
平成20年4月1日~4月30日(1箇月間)
(2)実施手法
 (ア) リーフレットの配布(2,000部)
 (イ) ホームページへの掲載
 (ウ) 東山区役所及び及び京都ライトハウス点字図書館への点字リーフレットの配備

2.市民意見の概要
(1)市民意見の数
提 出 方 法
人  数
意 見 数
はがき,封書など
15
45
ファックス
3
7
電子メール
4
12
計
22
64

(2)市民意見の分類
意 見 の 分 類
意 見 数
基本構想に対する感想
1
基本構想に対する意見
61
基本構想の枠組みを越えた意見
2
計
64

3.市民意見の内容
(1)基本構想に対する感想(意見数1)
市民意見(要約)
京都市の見解の方向性
・ 生活関連施設として,京都第一赤十字病院,今熊野商店街,東福寺を位置づけている。これらを結ぶ道路を広げたり段差をなくすことはよいことだ。早く実現して欲しい。  高齢者・障害者等が安全安心に移動できるよう,公安委員会など関係機関と協議を行いながら,平成20年12月を目処に道路特定事業計画を策定してまいります。

(2)基本構想に対する意見(意見数61)
 (ア)JR東福寺駅,京阪東福寺駅に関する意見(意見数33)
市民意見(要約)
京都市の見解の方向性
【JRの下りホームと京阪上りホームの連絡】(意見数4)
・ 乗換えの利便性のためにもJRの下りホームと京阪上りホームの間の仕切りをなくて欲しい。
・ 京阪東福寺駅の上りホームはJRの下りホームと隣接しているのに,JRへの乗換えが遠回りである。
・ JRのホームへ跨線橋に上らなくても行けるようにするか,跨線橋に階段を使わずに行ける方法を検討して欲しい。
 JR西日本及び京阪電気鉄道からは,現状の改札方法では各事業社の改札を通過して頂くシステムしかなく,その間では管理上,柵及び仕切り等で分断せざるを得ません。また,敷地の制約上,営業を継続しながらの大規模改良は困難でありますとの回答を頂いております。
 乗り換えの利便性については京都市,JR西日本,京阪電気鉄道の3者でどのような方策が可能か検討をしていきます。
・ 駅南側の京阪とJR奈良方面の間にもエレベーター又は改札口(段差なくしてスロープ)を設置して欲しい。  JR西日本からは,当該箇所における改札口の設置については,ホーム上のスペース等に制約があるため,現時点では,困難と考えますとの回答を頂いております。
 京阪電気鉄道からは,敷地の制約上改札口を設けたエレベーターは設置困難ですとの回答を頂いております。
【エレベーターの設置】(意見数4)
・ 東福寺駅のエレベーター設置は大変嬉しい。
・ 新たに設置されたエレベーターを健常者が利用してしまい,車いすやベビーカー利用者が利用しづらくなることだけは避けて欲しい。(健常者がエレベーター内の鏡を化粧直し用として独占していたことがある)
 JR西日本及び京阪電気鉄道からは,エレベーター設置後のご利用状況を見ながら,マナー告示等について検討したいと考えますとの回答を頂いております。
・ エスカレーターとエレベーターを同時に設置して欲しい。(意見数2)  JR西日本及び京阪電気鉄道からは,支障物を整理してエレベーターを計画しているため,敷地に制約があり,現状の通路,階段の幅員を確保してエスカレーターを設置する事は出来ません。エレベーターのみで段差解消を図りたいと考えますとの回答を頂いております。
【通路・階段の幅員】(意見数2)
・ ラッシュ時,駅の通路が混雑して通行しにくい。
・ 駅の階段,通路の幅を広くとりスムーズに歩けるようにして欲しい。
 JR西日本及び京阪電気鉄道からは,敷地上の制約から,通路の拡幅等は困難な状況です。ご理解下さいとの回答を頂いております。
【ホームの幅員】(意見数4)
・ ホームが狭くて危険なので,踏切側から行けるルートを設置し,駅員を配置すれば安全になると思う。
 JR西日本からは,奈良方面の踏切側については,現在,エレベーター設置を計画しており,この部分からのルート確保は困難と考えますとの回答を頂いております。
・ 秋の観光シーズンにホームが狭く入れないので,駅舎を広くするか,駅を橋上化するか,別に待機場所を確保するかを検討して欲しい。
・ 両駅ともに,秋の紅葉シーズンはホームが混雑して危険である。
・ 朝や秋の観光シーズンのホームは,危険一杯で転倒,落下が起きそう。
 JR西日本及び京阪電気鉄道からは,敷地上の制約から,通路の拡幅等は困難な状況です。ご理解下さいとの回答を頂いております。
【出入口】(意見数12)
・ 出入り口が1ヶ所しかないので,踏切側のスロープからの出入りができれば,駅西側の住民,観光客共に良い駅になると思う。
 JR西日本からは,奈良方面の踏切側については,現在,エレベーター設置を計画しており,この部分からのルート確保は困難と考えますとの回答を頂いております。
 京阪電気鉄道からは,踏切側のスロープ部分には弊社の敷地の制約があり,お客さまの溜りが小さく出入口を設置する事は危険ですとの回答を頂いております。
・ 改札口を西側,東側,両方設置して欲しい。
・ 踏切を渡るのに時間がかかるので,JR西側のエレベーター設置及びホームへの通行を可能して欲しい。
・ 踏切による遮断があるため,踏切西側からも改札に行けるようにして欲しい。
・ 西側にも,JR・京阪の改札口を設置して欲しい。
・ 駅西側方面からのアクセスには踏切のほかに跨線橋も渡らなければならず不便である。
・ 駅を橋上化し,西側にも出入り口を設置して欲しい。
・ 乗降客が多い駅なのに,出入り口が一つしかなく(狭くてそれもわかりにくい)不便な駅である。
・ 駅の入り口を増やして欲しい。
・ 駅の両側からJR,京阪共に出入りができ,通り抜けもできる駅にして欲しい。
・ 東福寺駅は,改札が一箇所のため不便で使いづらい。紅葉のシーズンは人があふれて危険です。
・ 踏切による遮断時間が長いので,駅のスロープ側から出入りできないか。
 JR西日本からは,JR東福寺駅の西側は,第3者の工場用地となっており,敷地上の制約から改札等の設置は,困難であります。ご理解下さいとの回答を頂いております。
 京阪電気鉄道からは,弊社の敷地で唯一接道している所に駅の入口があり,その他には増やす事は出来ません。踏切側のスロープ部分には弊社の敷地の制約があり,お客さまの溜りが小さく出入口を設置する事は危険です。また,列車運行,駅施設を使用しながらの施工という工事計画上の問題から橋上駅舎は困難であり,別途経路により段差解消を図っていきたいと考えますとの回答を頂いております。
【抜本的な改善】(意見数4)
・ 抜本的な改善事業を望む。
・ 小手先の改良ではなく,抜本的な改良として駅舎を建て替えたほうがよいのはないか。
・ 駅の構造が複雑で道路からの動線に制約があるので,事業計画案はJRと京阪が協力して更なる検討を加えて欲しい。
・ バリアフリーを言う前に,健常者にも使いにくい駅は何とかするべきである。
 JR西日本及び京阪電気鉄道からは,敷地上の制約から,営業を継続しながらの大規模改良は困難であります。ご理解下さいとの回答を頂いております。
 事業計画案は京都市,JR西日本,京阪電気鉄道でどのような方策が可能か検討しています。
【その他】
・ トイレを全て洋式にして欲しい。
 JR西日本及び京阪電気鉄道からは,和式トイレの一部を洋式にする事を検討致しますとの回答を頂いております。
・ 観光客にとって駅の位置が分かりにくく,踏切付近で迷っている。  駅への案内標識の設置については,「道路標識設置基準」および「道路標識ハンドブック」に準拠した設置の方法を,前向きに検討したいと考えております。
・ 2,3段の階段にもスロープや手すりがあるとうれしい。  JR西日本からは,階段部分の2段手摺化については,バリア事業で実施する方向で検討しております。
 京阪電気鉄道からは,弊社の駅のお客さまの全ての階段において手摺を計画しておりますとの回答を頂いております。

 (イ)JR東福寺駅のみに関する意見(意見数4)
市民意見(要約)
京都市の見解の方向性
【ホームの幅員】(意見数3)
・ JR東福寺駅の京都行きのホームは狭く,危険なので広くして欲しい。
・ JRのホームは狭く,混雑時は危険であるため広げて欲しい。
・ 秋の観光シーズンは混雑するので,JRのホームを広くして欲しい。
 JR西日本からは,敷地上の制約から,通路拡幅やホーム拡幅,改札設置等は困難な状況にありますとの回答を頂いております。
【その他】
・ JRの橋上駅舎を広くして欲しい。
 JR西日本からは,敷地に余裕がないため,駅舎を広くするのは,困難となっております。ご理解下さいとの回答を頂いております。

 (ウ)京阪東福寺駅のみに関する意見(意見数4)
市民意見(要約)
京都市の見解の方向性
・ トイレが上りホームにしかないため,下りホームでエレベーターしか利用できない人は,一旦改札外に出なければならない。

・ 京阪東福寺駅の改札内に入ってから対面のホームへ移動しようと思ったら,一旦改札外に出なければならない。

 京阪電気鉄道からは,ご不便をお掛け致しますが,敷地制約の中了承願いますとの回答を頂いております。
・ 京阪電車は普通しか停車せず通勤通学に不便をきたしているばかりか,JR京都駅から当駅を介して京阪線への観光客の乗り継ぎキャンペーンにおいて不利に働いている。  京阪電気鉄道からは,当社の特急列車は8両編成,急行列車も主に8両編成で車両運用をしており,東福寺駅のホーム有効長が7両編成分しかありません。
 ホーム延伸を行うにも前後に踏切道があり延伸は非常に難しいので,ご理解願いますとの回答を頂いております。
・ 地下への階段はもう使用禁止に。  京阪電気鉄道からは,京都行き,大阪行きの連絡通路として地下階段は必要ですとの回答を頂いております。

 (エ)踏切に対する意見(意見数6)
市民意見(要約)
京都市の見解の方向性
・ JRの奈良行きは遮断機が降りるのが早すぎるので改善して欲しい。
・ JRは早くから遮断機が閉まり待たされる。
・ 駅西側の住民や通勤客にとって開かずの踏切を渡り遠回りをしなければならず,非常に利便性の悪い駅である。
・ 遮断機が長時間閉まると,歩く手段しかない人々は東側に行けなくなってしまう。
・ 朝夕ラッシュ時の踏切による遮断で本町通にまで車が溢れかえる。また,踏切の開いた瞬間に歩行者などが交錯し大変危険な状況となっている。
 JR西日本からは,踏切と駅の位置関係,列車速度を勘案して,適切な遮断時間を確保しております。JR東福寺駅の西側は,第3者の工場用地となっており,敷地上の制約から改札等の設置は,困難であります。ご理解下さいとの回答を頂いております。
 京阪電気鉄道からは,西側には弊社の敷地がなく改札口を設置出来ませんとの回答を頂いております。
・ 高架化して踏切を無くして欲しい。  JR西日本及び京阪電気鉄道からは,高架化事業については,都市計画事業であり,現時点で,高架化の計画は聞いておりません。との回答を頂いております。
 高架化事業は,都市計画事業であり,現時点で計画はございません。

 (オ)違法駐車・駐輪対策に関する意見(意見数4)
市民意見(要約)
京都市の見解の方向性
【駐車】
・ 萬寿寺で行事があるときは,歩道上に駐車され歩行者は車道を通行しなくてはいけなく危険である。
 京都府警察からは,引き続き,違法駐車の取締りと広報啓発を推進しますとの回答を頂いております。
【駐輪】
・ 東福寺駅南側の踏切付近は不法駐輪が多い。
・ 駐輪場を広げて欲しい。
・ 自転車置場の整備,管理をしっかりして欲しい。
 京都府警察からは,自転車対策の一環として,街頭指導・警告を引き続き実施しますとの回答を頂いております。
 JR西日本からは,不法駐輪対策について,行政主導で進めていただく中で,当方として,ご協力できる範囲内で,対応させていただきたいと存じますとの回答を頂いております。
 京阪電気鉄道からは,今後京都市と対策を協議し,連携して改善に努めますとの回答を頂いております。
 本市では,平成12年3月に策定した「京都市自転車総合計画」に基づき,自転車等駐車場の整備や都市型レンタサイクル導入促進などの自転車利用環境の向上を図るとともに,放置防止啓発や自転車撤去により,自転車放置状況の改善を目指し取り組んでおります。
 御指摘のJR東福寺駅周辺の自転車等駐輪場対策につきましては,無料駐輪場が整備されておりますが,自転車等が乱雑に置かれたり,長期間放置されたりする等の問題が発生し,その結果,入りきらなかった自転車等が周辺の路上に放置されることになるといった問題がございます。このことから,無料駐輪場については,施設の適切な管理を行うために,有料化等を含めた検討を行って参ります。
 放置自転車の撤去につきましては,無料駐輪場内に長期間放置されている自転車の撤去等の取組を実施するとともに,道路上の放置自転車は「京都市自転車等放置防止条例」に基づく即時撤去区域に指定し,定期的に撤去しております。
 放置自転車問題は,利用者のマナーによるところが大きく,解決することが困難ではありますが,今後とも自転車利用マナー・ルールの確立を図るため取り組んで参りますので,御理解と御協力をお願い致します。

 (カ)歩道に関する意見(意見数2)
市民意見(要約)
京都市の見解の方向性
・ 自転車が歩道側を走ると怖いので車道側に自転車専用レーンを設置して欲しい。  自転車専用レーンの設置は困難と思われますが,自転車通行環境整備についてはハード整備も含めて,自転車や歩行者の通行ルールやマナー向上を図るための啓発活動等,地域や警察とも連携し努めたいと考えています。
・ 東大路の歩道上を自転車が走行して危険である。また,自転車通行禁止看板が見えにくい。  京都府警察からは,自転車対策の一環として,街頭指導・警告を引き続き実施しますとの回答を頂いております。

 (キ)東大路の整備手法等に関する意見(意見数1)
市民意見(要約)
京都市の見解の方向性
 東福寺・泉涌寺への参拝客の歩行者動線を整備するために,東福寺交差点から東大路陸橋南側経由で段差の無い歩道を整備するか,この経路を歩行者用道路とするのが適当と思う。  生活関連経路に指定されました道路につきましては,歩道の段差や勾配の解消を行い,高齢者や障害者の方にも安全・安心して移動して頂けるよう,道路特定事業計画の中で検討してまいります。

 (ク)道路に関する意見(意見数6)
市民意見(要約)
京都市の見解の方向性
・ 本町通(九条高架下)に信号がなく,自動車の無謀な走行がある。また,踏切遮断時は混雑しているため歩行者は横断しにくい。  京都府警察からは,本町通(九条高架下)は,現状では,高架橋の高さや信号柱の設置箇所等の問題から,設置は困難ですとの回答を頂いております。
・ 駅への入口付近は歩行者や横断者が多いので,歩行者の通行する幅を十分に確保して欲しい。
・ 本町通の駅周辺は道幅が狭く危険である。
・ 足が不自由なため,狭く交通量の多い本町通には困っている。
・ 駅前の道路は幅が狭いにも関わらず交通量が多いので,通過交通が利用しにくいような対策を考えて欲しい。
 駅前の歩行空間の確保につきましては,現状の道路幅員の中で,安全で安心して移動できるよう,出来る限りのことを公安委員会と協議をしながら,道路特定事業計画の中で検討してまいります。
・ 本町通の鳥羽街道駅と東福寺駅間では通過車両の排除のためロードプライシング(道路課金)を行うとともに,九条通り陸橋南側にも踏切を新設し,本町通に流れる車を捌く必要がある。  本町通については,道路特定事業計画の中で,安心・安全な道路環境になるように,歩行者優先策の検討を行ってまいります。また,自動車交通の抑制については,TDM(交通需要管理)施策,さらにMM(モビリティマメジメント)施策などにより総合的な交通政策の展開を目指していきます。

 (ケ)その他の意見(意見数1)
市民意見(要約)
京都市の見解の方向性
・ 駅前トイレの建替が必要。臭気が周囲に広がっている。  東福寺公衆トイレは,場所の制約上,公衆便所の敷地拡大ができないため,バリアフリーを伴う建替えは困難な状況にあります。また,東福寺公衆トイレは毎日1回清掃を実施しております。今後,臭気等の発生が少しでも減るよう,より清潔で快適な公衆トイレを提供できるよう努めて参りますのでよろしくお願いします。

(3)基本構想の枠組みを越えた意見(意見数2)
市民意見(要約)
京都市の見解の方向性
・ 長期的には当駅を含めそれ以南の区間,墨染駅まで地下化を希望する。  京阪電気鉄道からは,地下化事業においては弊社の単独事業ではなく,都市計画事業になります。現在のところ地下化事業の予定はございませんとの回答を頂いております。
 高架化事業は,都市計画事業であり,現時点で計画はございません。
・ 混雑緩和のために,東福寺に近い京阪鳥羽街道駅の横にJRの駅も新設し,京阪の駅との間を跨線橋なり地下道で結ぶことが必要である。  JR西日本からは,新駅設置には用地上等の問題もあり,現時点では,京阪鳥羽街道駅付近に,当社の新駅を設置する計画はございません。ご理解下さいとの回答を頂いております。

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