御日山神宮碑

YA090

おんひのやまじんぐうのひ
石碑(0027805)石碑周辺(0027806)

 日向大神宮は社伝によれば,5世紀末に日向国高千穂の峰から神霊を勧請して創建されたという。江戸時代初めに徳川家康の後援により再興され今に至る。伊勢神宮と同じ神明造の内宮・外宮があり「京の伊勢」といわれて尊崇された。この碑はその歴史を記した碑である。

所在地山科区日ノ岡一切経谷(日向大神宮内)
位置座標北緯35度00分22.6秒/東経135度47分42.2秒(世界測地系)
建立年安永8年
建立者源高儔(京極高儔)
寸 法高78×幅27×奥行27cm
碑 文
[北]
   御日山神宮碑
   此為御日山太神宮仰察俯観実為
天照皇神別宮而
   列聖之所奉祀中世多艱幣祀久廃
[東]
   慶長之末左衛門尉野呂宗光頻夢
皇神之降大致粛教誠脩宮而祀
   東照神■嘉之復其地以供祀事令
   宗光世其祝務及
[南]
   東福皇后正位遂献
神儀于      皇庭于今有年
   陽光日新万物大亨仰勒貞石以伝
   烟*之私
[西]
   従四位下行右近衛権少将源朝臣
   家具撰
安永八年己亥冬十一月辛巳朔
                  唐李#字源高儔集建
調 査2008年3月6日
備 考石碑を建てた「源高儔」は京極高儔(幕府旗本),撰文「源朝臣家具」は岩倉具選(公家)のこと。


碑文中「*」字
碑文中「#」字


位置図
位置図

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