粟田口名号碑 碑文の大意
この碑は京都市上京区仁和寺街道御前東入の浄土宗西光院中興開山西隠法師が建立したものである。法師は粟田口刑場で処刑された罪人の鎮魂のため,享保2年刑場のそばに碑を建てた。
昭和8年,京都大津間国道改修工事に際し,粟田口から移されて現在地に移された。ところが,下半分がなくなって,しかも上半分も縦に三分されていた。わたし(筆者量誉信宏)はこれを残念に思い,復元を発願した。有志の協力を得てここに竣工し,開眼供養を修し西隠法師の遺徳を顕彰するものである。