明治天皇御遺跡

YA003

めいじてんのうごいせき
石碑(0007051)石碑周辺(0007055)

 明治天皇(1852〜1912)は,明治元(1868)年9月の東幸,同2年3月の還幸,同11年10月の還幸の途中,毘沙門堂領地内で東海道沿いのこの地にあった茶店奴茶屋に駐輦した。奴茶屋は,片岡丑兵衛という勇猛な弓の達人が,街道に出没した盗賊を討ち取り,文安4(1447)年,茶店を建てて旅人を送迎したことにはじまると伝える。以後,茶店,宿場,本陣として利用された。この石標は,明治天皇が立ち寄った奴茶屋を示すものである。なお,奴茶屋は,平成(1994)年に山科駅前再開発に伴い建物を取り壊し移転した。

所在地山科区安朱桟敷町(ホテル山楽南側)
位置座標北緯34度59分28.6秒/東経135度49分01.4秒(世界測地系)
建立年
建立者
寸 法高118×幅20×奥行20cm
碑 文
[南]
明治天皇御遺跡
調 査2002年2月18日
備 考取り壊す前の写真(1988年1月撮影)はここ/江戸時代の奴茶屋は『拾遺都名所図会』巻二に描かれている

位置図
位置図

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