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日本最古の洋紙製紙場跡
UK091 |
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にほんさいこのようしせいしじょうあと |
明治9(1876)年1月,京都府は明治天皇からの下賜金をもとに,この地に梅津製紙工場(梅津パピール・ファブリック)を設営した。これは,当時推進されていた殖産興業政策の一つであるが,ドイツから機械を輸入しドイツ人技師を雇い入れた日本初の洋紙製造である。明治13年に民間に払い下げられて梅津製紙(株)の工場となるが,大正13(1924)年から富士製紙(株),昭和8(1933)年からは王子製紙(株),昭和18年には日本擬革製造(株)の工場となり,昭和25年からは日本加工製紙(株)の工場として稼働していたが,昭和46(1971)年に閉鎖された。この石標は,日本最初の洋紙製紙工場跡を示すものである。
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所在地 | 右京区梅津大縄場町 |
位置座標 | 北緯34度59分58.8秒/東経135度41分44.7秒(世界測地系) |
建立年 | 2003年 |
建立者 | 林恵治ほか2名 |
寸 法 | 高102×幅15×奥行15cm |
碑 文 | |
| [東南] |
| 日本最古の洋紙製紙場跡 |
| [北東] |
| 平成十五年十月吉日 |
| 林 恵治 |
| 有志 太田忠志 |
| 大西賢市 |
調 査 | 2003年11月12日 |
備 考 | |
位置図 | |
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