大沢池附名古曽滝趾

UK036

おおさわのいけつけたりなこそのたきあと
石碑(0005871)石碑周辺(0005874)

 名古曽滝は嵯峨天皇(786〜842)の離宮嵯峨院の庭園に設けられていた滝で大沢池の北方に位置する。発掘調査から,当初はかなりの水量があったと推定される。藤原公任(966〜1041)が「滝の音は絶えて久しくなり成りぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ」と詠んでいるように,平安中期には既に水は枯れていた。この石標は国指定名勝である大沢池と名古曽滝跡を示すものである。一帯の大覚寺境内は昭和13年に史蹟名勝天然紀念物保存法により史蹟に指定され,現在は「大覚寺御所跡」として国指定史跡。

所在地右京区嵯峨大沢町
位置座標北緯35度01分39.2秒/東経135度40分44.7秒(世界測地系)
建立年1924年
建立者京都市
寸 法高240×幅30×奥行30cm
碑 文
[南]
名勝大沢池附名古曽滝趾
[東]
史蹟名勝天然紀念物保存法ニ依リ
大正十一年三月内務大臣指定
[西]
大正十三年九月建設
調 査2002年2月14日
備 考

位置図
位置図

上へ

[HOME]