生の六道 小野篁公遺跡UK026 |
せいのろくどう おののたかむらこういせき |
冥土通いの逸話で有名な小野篁(802〜52)は,珍皇寺(東山区松原通東大路)門前の六道の辻から冥府に赴き,この地から現世に戻ったという伝説がある。篁は,地獄で苦しむ亡者のために罪を受けているという地蔵尊に出会い,感激して現世に戻り福生寺を建立して地蔵尊を祀ったという。寺は江戸時代頃に消滅したが,地蔵尊は薬師寺に伝えられた。この石標は,生の六道と呼ばれた福生寺の跡を示すものである。 |
所在地 | 右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町(薬師寺内) |
位置座標 | 北緯35度01分23.7秒/東経135度40分25.3秒(世界測地系) |
建立年 | 1978年 |
建立者 | 竜蟠山薬師寺 |
寸 法 | 高95×幅22×奥行15cm |
碑 文 | |
[南] | |
生の六道 小野篁公 | |
遺跡 | |
[北] | |
招金山福生(正)寺縁りの寺 | |
嵯峨竜蟠山薬師寺建 | |
[東] | |
昭和五十三年八月二十四日 | |
調 査 | 2002年2月28日 |
備 考 |
位置図 | |