生の六道 小野篁公遺跡

UK026

せいのろくどう おののたかむらこういせき
石碑(0008847)石碑周辺(0008848)

 冥土通いの逸話で有名な小野篁(802〜52)は,珍皇寺(東山区松原通東大路)門前の六道の辻から冥府に赴き,この地から現世に戻ったという伝説がある。篁は,地獄で苦しむ亡者のために罪を受けているという地蔵尊に出会い,感激して現世に戻り福生寺を建立して地蔵尊を祀ったという。寺は江戸時代頃に消滅したが,地蔵尊は薬師寺に伝えられた。この石標は,生の六道と呼ばれた福生寺の跡を示すものである。

所在地右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町(薬師寺内)
位置座標北緯35度01分23.7秒/東経135度40分25.3秒(世界測地系)
建立年1978年
建立者竜蟠山薬師寺
寸 法高95×幅22×奥行15cm
碑 文
[南]
生の六道   小野篁公
                        遺跡
[北]
招金山福生(正)寺縁りの寺
         嵯峨竜蟠山薬師寺建
[東]
昭和五十三年八月二十四日
調 査2002年2月28日
備 考

位置図
位置図

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