檀林寺旧跡・前中書王遺跡UK020 |
だんりんじきゅうせき・さきのちゅうしょおういせき |
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檀林寺は嵯峨天皇皇后橘嘉智子(檀林皇后,786~850)が承和年間(834~48)に建立した寺で,皇后が招請した唐の禅僧義空が開山となり,わが国最初の禅学興隆の道場として知られる。皇后没後,延長6(928)年に焼失し,平安中期に廃絶した。 前中書王とは醍醐天皇皇子兼明親王(914~987)のことである。源姓を賜い,左大臣まで昇ったが,関白藤原兼通(925~77)の計略により親王に復し,閑職の中務(中書)卿に補任されたため,嵯峨野の山荘雄蔵(おぐら)殿に隠棲した。この石標は,檀林寺と前中書王山荘の跡を示すものである。 |
所在地 | 右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町 |
位置座標 | 北緯35度01分03.6秒/東経135度40分27.9秒(世界測地系) |
建立年 | 1929年 |
建立者 | 三宅安兵衛遺志 |
寸 法 | 高126×幅22×奥行20cm |
碑 文 | |
[東] | |
檀林寺の旧【以下埋没】 | |
亀山公園道 此附近 | |
前中書王の遺【以下埋没】 | |
[西] | |
昭和四年三月 禀京都三宅安兵衛遺志建之 | |
[北] | |
ありし世の秋思は嘯風兎裘【以下埋没】 | |
調 査 | 2002年3月11日 |
備 考 |
位置図 | |
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