五条院旧趾

SI073

ごじょういんきゅうし
石碑石碑周辺

   五条院は,五条大宮に位置することから「五条殿」「大宮殿」とも呼ばれた。正元元年(1259)に後深草天皇が遷幸して以降,後嵯峨院の院御所として使われ,後には後深草天皇の仮皇居,さらには後深草天皇から皇位を受け継いだ亀山天皇の仮皇居ともなった。後嵯峨天皇の中宮で後深草・亀山両天皇の生母である大宮院も,この五条大宮殿に暮らしたことが知られている。文永7年(1270年)に焼失し,以後,再建の記事を確認できない。
   この石碑は,五条院旧趾を示すものである。

所在地下京区高辻通黒門南東角
位置座標北緯35度0分0.4秒/東経135度44分59.7秒(世界測地系)
建立年1925年
建立者高森信平・高森重隆
寸 法高109×幅30.5×奥行30cm
碑 文
[北西]
五条院旧趾
[南東]
      建設主
         高森信平
         高森重隆
大正十四年二月
調 査2022年3月17日
備 考

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