是より洛中碑

SI072

これよりらくちゅうひ
石碑石碑周辺

 「是より洛中荷馬口付のもの乗へからす(乗るべからず)」と刻む。荷を載せた馬は,馬の口取り(馬子)が手綱を引いて歩くが,時には馬に乗ることもあったので,馬に乗ったままで洛中へ入ってはならないという意味である。元禄8(1695)年に京都市街地を取り囲む30カ所に木杭を定置したが,朽ち損じたので享保2(1717)年石に作り替えたという。現在,同じ字体の同じ石標を京都市内に10本余り確認することができる。この石標は江戸時代に交通安全のため市街地に入る時に下馬を命じたものである。

所在地下京区七条通大宮西入南側
位置座標北緯34度59分20.5秒/東経135度44分54.6秒(世界測地系)
建立年
建立者
寸 法高188×幅18×奥行15.5cm
碑 文
[北]
是より洛中荷馬口附のもの乗へからす
調 査2022年3月17日
備 考

上へ

[HOME]