所在地 | 下京区中堂寺坊城町 |
位置座標 | 北緯34度59分42.7秒/東経135度44分35.1秒(世界測地系) |
建立年 | 1975年 |
建立者 | 京都市 |
寸 法 | 高68×幅111×奥行97cm |
碑 文 | |
| [北] |
| 平安京朱雀大路跡 |
| 朱雀大路は、平安京の朱雀門から南へ羅城門まで、平安京の中心 |
| を南北約4kmにわたって走る主要大路である。 |
| 道路の幅は28丈(約84m)をはかり、両側には溝、犬走、垣 |
| が設けられ、さらに柳の並木がこの大路に色どりを添えていたとい |
| われる。朱雀大路の両わきには、貴族の邸宅や役所の建物などがた |
| ちならび、迎賓館としての東、西鴻臚館や天皇家別邸である朱雀院 |
| などもそこに建てられていた。 |
| この大規模な道路も、平安後期ごろから無用の長物と化して、鎌 |
| 倉以後、急速にその機能を失い、荒廃していった。この朱雀大路の |
| 痕跡をとどめるのが、現在の千本通りである。 |
| 現在地は昭和50年夏、秋の発掘調査によって、朱雀大路の一 |
| 角が発見された地点である。ここでは、平安京楊梅小路と朱雀大路 |
| の交差点を中心に、朱雀大路東側溝が延長120mにわたって検出さ |
| れ、はじめて朱雀大路の正確な位置が確認されたのである。 |
| 昭和53年9月1日 京都市 |
調 査 | 2004年12月3日 |
備 考 | |