大雲院跡

SI044

だいうんいんあと
石碑(0009766)石碑周辺(0009769)

 大雲院は,織田信長(1534〜82)の帰依を受けた浄土宗僧貞安(1539〜1615)が,本能寺の変で亡くなった信長・信忠(1557〜82)父子の菩提を弔うために建立した寺。信忠の法名に因んで大雲院と称した。もと烏丸御池にあったが,天正18(1590)年,豊臣秀吉(1536〜98)の命によりこの地に移された。昭和48(1973)年円山公園南へ移転。この石標は大雲院旧跡を示すものである。

所在地下京区寺町通四条下る東側
位置座標北緯35度00分11.2秒/東経135度46分00.8秒(世界測地系)
建立年1992年
建立者大雲院
寸 法高50×幅60×奥行10cm
碑 文
[東]
龍池山大雲院跡
      大雲院は天正十五年(一五八七)
      織田信長・信忠父子の菩提を弔
      うため正親町天皇の勅命により
      開山貞安上人に御池御所(烏丸
      二条)を賜わり信忠公の法名に
      因んで大雲院と号した。
         豊臣秀吉は寺地の狭隘なるを
      見て同十八年当地に移し寺観は
      面目を一新した。昭和四十八年
      寺運の興隆を鑑みて、東山山麓
      真葛ヶ原の勝地に移転した。
[西]
平成四年十一月
龍池山第三十世
               徳誉代
調 査2002年3月28日
備 考

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