八幡太郎義家誕生地

SI027

はちまんたろうよしいえたんじょうち
石碑(0014960)石碑周辺(0014959)

 平安時代中期の武将・源義家(1039〜1106)は,石清水八幡宮で元服したことにより「八幡太郎」と称ばれた。父は源頼義(988〜1075),母は鎮守府将軍・平直方の娘である。頼義は左女牛西洞院に邸宅を構え,この邸宅は義家も用いている。
 邸内には天喜元年(1053)に八幡宮が勧請され,若宮八幡宮と呼ばれた。この八幡宮は,鎌倉幕府・室町幕府によって手厚く保護されたが,応仁の乱などにより荒廃。のち天正十一年(1583)には東山へ,さらに慶長十年(1605)に五条坂下の現在地に移された。なお左女牛の跡地には,江戸時代に町内の住人によって新たに若宮八幡宮が祀られている。
 この石標は,源義家が誕生した源頼義の館跡を示すものである。

所在地下京区若宮通六条下る東側(若宮八幡宮前)
位置座標北緯34度59分36.5秒/東経135度45分21.3秒(世界測地系)
建立年1922年
建立者前田
寸 法高134×幅21×奥行16cm
碑 文
[西]
若宮八幡宮
[北]
此附近八幡太郎源義家誕生地
[南]
大正十一年四月   前田氏建之
調 査2002年12月18日
備 考

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