松賀茂地区土地区画整理竣功記念碑 碑文の大意 |
松賀茂土地区画整理組合は住宅地の造成を目的としている。昭和11年5月に結成された。その造成地域は松ヶ崎・上賀茂の両学区にまたがり、面積は58000坪餘,そして事業費は75000円餘である。昭和12年6月に起工し,翌13年11月に竣工した。ここに洛北屈指の住宅地が完成したのである。 この事業でもっとも苦心し犠牲が大きかったのは泉川・本郷川の改修である。この二つの川は東と西からこの地に流れ来て合流し,増水の時には氾濫し災害をもたらしていたのである。そこで京都市当局が英断を下し,鞍馬街道の分岐点から南に排水路を開鑿して,将来の水害を防止することになった。 昭和14年2月にはじめて土地使用区域に指定され,事業の大部分は完成に至った。そこでここに竣工式を挙行し,この碑を建て事業の経緯を示し永遠の記念とする次第である。 |