五味藤九郎碑SA241 |
ごみとうくろうのひ |
延宝5(1677)年,京都代官五味藤九郎(?〜1680)が用水路を開いたことを顕彰する。「禁裏御料」云々と細字で刻んだ三角形の自然石が本来の碑(原碑)で,現在はその上に「五味藤九郎之碑」と刻んだ碑(副碑)が乗せられている。五味の開いた水路は高野川に水門を設け,上高野へ水を引いたもので「李井堰」と呼ばれた。 なお原碑・副碑は石柱の柵で囲まれていて,その中に「令旨奉戴拾周年記念/修学院村青年団高野支部/昭和五年十一月建之」と三面に刻んだ石標が建てられている。五味藤九郎碑との関係は不詳。 |
所在地 | 左京区上高野西明寺山(崇道神社内) |
位置座標 | 北緯35度03分52.4秒/東経135度48分01.9秒(世界測地系) |
建立年 | 延宝5年(原碑) |
建立者 | |
寸 法 | (原碑)高83×幅50cm/(副碑)高120×幅95cm |
碑 文(原碑) | |
[東] | |
山城国愛宕郡高野村用 | |
禁裏御料 水洫五味藤九郎御代官 | |
之時洞中三十間切通 | |
延宝五丁巳春二月 | |
調 査 | 2012年6月5日 |
備 考 |
位置図 | |