五味藤九郎碑

SA241

ごみとうくろうのひ
石碑(0029113)石碑周辺(0029114)

 延宝5(1677)年,京都代官五味藤九郎(?〜1680)が用水路を開いたことを顕彰する。「禁裏御料」云々と細字で刻んだ三角形の自然石が本来の碑(原碑)で,現在はその上に「五味藤九郎之碑」と刻んだ碑(副碑)が乗せられている。五味の開いた水路は高野川に水門を設け,上高野へ水を引いたもので「李井堰」と呼ばれた。
 なお原碑・副碑は石柱の柵で囲まれていて,その中に「令旨奉戴拾周年記念/修学院村青年団高野支部/昭和五年十一月建之」と三面に刻んだ石標が建てられている。五味藤九郎碑との関係は不詳。

所在地左京区上高野西明寺山(崇道神社内)
位置座標北緯35度03分52.4秒/東経135度48分01.9秒(世界測地系)
建立年延宝5年(原碑)
建立者
寸 法(原碑)高83×幅50cm/(副碑)高120×幅95cm
碑 文(原碑)
[東]
                山城国愛宕郡高野村用
禁裏御料   水洫五味藤九郎御代官
                之時洞中三十間切通
                延宝五丁巳春二月
調 査2012年6月5日
備 考

位置図
位置図

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