洛北土地区画整理竣工記念碑 碑文の大意
洛北土地区画整理組合は京都府の助成を受けた団体で,その設立は昭和2年11月のことである。事業の対象になる地域は上賀茂・下鴨の両学区にまたがり,東は泉川,西は鞍馬街道,南は琵琶疏水分線,北は松ヶ崎街道で区切られた範囲である。面積は耕地・道路・水路をあわせ76000坪以上,投資総額は15万4000円以上になった。昭和5年4月に工事が完了した。それ以来精算事務に力を尽し事業の完成を見た。そこで昭和9年4月3日,神武天皇祭の日に地区内の公園で竣工祝賀式を開いた。さらに石碑をこの地に建て永遠の記念とするものである。