江文寺の趾SA151 |
えぶみでらのあと |
江文寺は,金毘羅山(江文山)の南腹あった寺院で,現在の不動堂辺りが跡地といわれる。本尊は毘沙門天だったようだが,創建の由緒などは明らかでない。大治5(1130)年には寺名を確認できるので,これ以前からあったことは間違いない。また,鎌倉時代末期の作とされる『拾芥抄』にも寺名が見えるが,その後は明らかでなく,荒廃して廃寺になったと考えられる。この石標は,江文寺の跡地を示すものである。 |
所在地 | 左京区静市静原町(江文峠山中) |
位置座標 | 北緯35度06分56.1秒/東経135度48分30.9秒(世界測地系) |
建立年 | 1961年 |
建立者 | 広江蓑草 |
寸 法 | 高61×幅21×奥行12cm |
碑 文 | |
[南] | |
人立たす かぎろひ | |
江文寺の趾 | |
[北] | |
一九六一年刻 広江蓑草 | |
調 査 | 2002年12月13日 |
備 考 |
位置図 | |