江文寺の趾

SA151

えぶみでらのあと
石碑(0015585)石碑周辺(0014682)

 江文寺は,金毘羅山(江文山)の南腹あった寺院で,現在の不動堂辺りが跡地といわれる。本尊は毘沙門天だったようだが,創建の由緒などは明らかでない。大治5(1130)年には寺名を確認できるので,これ以前からあったことは間違いない。また,鎌倉時代末期の作とされる『拾芥抄』にも寺名が見えるが,その後は明らかでなく,荒廃して廃寺になったと考えられる。この石標は,江文寺の跡地を示すものである。

所在地左京区静市静原町(江文峠山中)
位置座標北緯35度06分56.1秒/東経135度48分30.9秒(世界測地系)
建立年1961年
建立者広江蓑草
寸 法高61×幅21×奥行12cm
碑 文
[南]
人立たす   かぎろひ
            江文寺の趾
[北]
一九六一年刻   広江蓑草
調 査2002年12月13日
備 考

位置図
位置図

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