諸九尼湖白庵・幻阿蝶夢五升庵址SA061 |
しょきゅうにこはくあん・げんあちょうむごしょうあんあと |
諸九尼(1714〜81)は,九州地方出身の俳人で,俗名は「なみ」。寛保3(1743)年ごろに有井湖白と駆け落ちして大坂に住み,宝暦5(1755)年ごろに京都五条に移住。同12年の夫・湖白の没後に剃髪し,諸九尼と称した。幻阿蝶夢と親しく,諸国遊歴を好んだという。 幻阿蝶夢(1732〜95)は,芭蕉復興運動の中核的な役割を担った俳人。もとは京都寺町の阿弥陀寺住職であったが,明和3年(1766)に住職を辞し,同5年この地に五升庵を結んで隠棲した。 この石標は,諸九尼と幻阿蝶夢の住居跡を示すものである。 |
所在地 | 左京区岡崎法勝寺町(白河院前) |
位置座標 | 北緯35度00分48.5秒/東経135度47分16.1秒(世界測地系) |
建立年 | 1970年 |
建立者 | 社団法人義仲寺史蹟保存会 |
寸 法 | 高113×幅20×奥行16cm |
碑 文 | |
[南西] | |
諸九尼湖白庵 | |
址 | |
幻阿蝶夢五升庵 | |
[南東] | |
惟然坊(宝永八年一七一一歿)旧蹟トモ伝フ | |
[北西] | |
明和四年(一七六七)―寛政七年(一七九五) | |
日如書【カ】 | |
[北東] | |
昭和四十五年十二月二十四日 | |
社団法人 義仲寺史蹟保存会建之 | |
芝蘭子書 | |
調 査 | |
備 考 |
位置図 | |