熊谷直実腰掛石・鉈捨藪

SA034

くまがいなおざねこしかけいし・なたすてやぶ
石碑(0007890)石碑周辺(0007894)

 熊谷直実(1141〜1208)は,武蔵国熊谷郷出身の武士。京都で平知盛(1152〜85)に仕えていたが,のち源氏に従った。その後所領争いに破れ出家し,法然(1133〜1212)に帰依し蓮生と号した。文治2(1186)年,天台僧顕真(1130〜92)が法然を大原勝林院に招き専修念仏に関する論議を行った(大原問答)。法然が敗れた場合,直実はその法敵を討ち果たそうと袖に鉈を隠し持っていたが,法然に諭されて投げ捨てたと伝えられる。この石標はその伝承地を示すものである。

所在地左京区大原勝林院町(朱明橋南詰)
位置座標北緯35度07分12.8秒/東経135度50分02.4秒(世界測地系)
建立年
建立者
寸 法高53×幅15×奥行13cm
碑 文
[東]
      腰掛石
熊谷
      鉈捨藪
調 査2002年2月25日
備 考

位置図
位置図

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