解脱寺閼伽井碑SA019 |
げだつじあかいのひ |
解脱寺は東三条院藤原詮子(962〜1001)の御願寺で,長保元(999)年までには建立されたことが知られ,同4年に常行堂の供養が大僧正観修(945〜1008)によって営まれた。閼伽井とは神仏に供える浄水を汲む井戸のことで,この石標は同寺内の閼伽井跡を示すものである。 |
所在地 | 左京区岩倉長谷町 |
位置座標 | 北緯35度04分53.5秒/東経135度47分37.1秒(世界測地系) |
建立年 | 慶応3年 |
建立者 | 聖護院門跡雄仁入道親王 |
寸 法 | 高280×幅120×奥行56cm |
碑 文 | |
[西] | |
解脱寺閼伽井之碑【題額】 | |
山城州北石坐長谷解脱寺者智静禅 | |
師之所曽住也禅師者長保年間之人 | |
而夙趨智辨之庭深究顕密奥秘遂管 | |
法務顕職至大僧正于時御堂関白深 | |
帰僧正以 東三条太后所創之精舎 | |
永附僧正僧正以此為三部灌頂之密 | |
室因就其境ト閼伽之井泉得清泉郎 | |
此井是也烏勉輪転玄化■息■我 | |
聖護貫主深概焉立碑於其遺跡而伝 | |
之後世云 | |
時慶応三年歳次丁卯清和門蓮 | |
華王院権僧正暹煦謹誌 | |
碑文の大意 | ここをクリック |
調 査 | 2002年2月15日 |
備 考 | 碑文は行が左から右へ進む |
位置図 | |